「巣ごもり」が15位、感染再拡大で関連株に再び関心<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 パワー半導体
2 半導体
4 半導体製造装置
6 太陽光発電関連
7 水素
8 5G
9 全固体電池
10 2020年のIPO
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「巣ごもり」が15位となっている。
大阪府は前日20日に開いた新型コロナウイルス対策本部会議で、緊急事態宣言の発出を国に要請することを決定した。同日、政府は大阪府に加えて東京都と兵庫県にも宣言を出す方針を固めたと伝わっている。
宣言に準じた措置がとれる「まん延防止等重点措置」については、20日から新たに神奈川、埼玉、千葉、愛知の4県で適用が始まり、これにより対象地域は6都府県から10都府県に拡大した。国内での感染再拡大に注目が集まっているが、海外でも欧州をはじめインドやブラジルなどで感染者数の増加が目立っており、世界的に新型コロナ感染拡大への懸念が再び強まっている。
不要不急の外出自粛が呼びかけられるなか、来週後半からは大型連休に入ることもあり、株式市場では「巣ごもり」関連への関心が再度高まっている。関連銘柄としては、Zホールディングス<4689>、楽天グループ<4755>、メルカリ<4385>をはじめ、BASE<4477>、BEENOS<3328>、ラクーンホールディングス<3031>、Hamee<3134>、かっこ<4166>などeコマース関連、ネット通販の需要拡大で、ヤマトホールディングス<9064>やSGホールディングス<9143>など運輸関連の活躍場面も広がるとみられる。
また、出前館<2484>やライドオンエクスプレスホールディングス<6082>、オイシックス・ラ・大地<3182>など料理や食材の宅配を手掛ける銘柄群のほか、ゲーム関連では任天堂<7974>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、コーエーテクモホールディングス<3635>、電子書籍関連でイーブックイニシアティブジャパン<3658>やメディアドゥ<3678>、パピレス<3641>などが挙げられる。