「脱炭素」が12位にランク、先行地域を全国100カ所以上創出へ<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「脱炭素」が12位となっている。
政府が20日に開いた国・地方脱炭素実現会議で、「2050年カーボンニュートラル」実現に向けたロードマップの骨子案が示された。骨子では、今後5年間で政策を総動員し、全国で少なくとも100カ所の先行地域で、25年度までに脱炭素実現の道筋をつけ、30年度までに脱炭素を実現するとしている。
先行地域では、それぞれの自治体が持つ再生可能エネルギーのポテンシャルを最大限活用して、その電力を消費することなどを想定。農村部や都市部など多様な地域で脱炭素の姿を示し、先進的な取り組みを全国に広げることで、50年を待たずに脱炭素を達成させる構えだ。
重点対策として、初期費用ゼロで住宅に太陽光パネルを設置することが盛り込まれていることから、太陽電池アレイ支持架台を展開する日創プロニティ<3440>、グループ会社が太陽光モジュールを手掛けるAbalance<3856>、太陽光発電システムを販売するフジプレアム<4237>、太陽光発電機器の販売・施工を行うサニックス<4651>、太陽電池の製造装置大手のエヌ・ピー・シー<6255>などに注目したい。
また、米国が主催する気候変動に関する首脳会議(サミット)が22日から始まることも関連銘柄の刺激となりそうだ。