「脱炭素」が9位にランク、骨太方針の決定を前に要マーク<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「脱炭素 」が9位となっている。
政府は18日にも「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」を閣議決定する見通しだ。9日に開かれた経済財政諮問会議で公表された原案では、新型コロナウイルス収束後の日本経済を成長軌道に戻す原動力として「グリーン社会の実現」「官民挙げたデジタル化の加速」「日本全体を元気にする活力ある地方創り」「少子化の克服、子供を産み育てやすい社会の実現」の4分野を重点的に取り組む方針が示されている。
原案によると、「グリーン社会の実現」では地球温暖化対策計画やエネルギー基本計画を見直すほか、政府が昨年12月に策定した「グリーン成長戦略」で重点分野とされた洋上風力や水素、蓄電池などの研究開発及び設備投資を進めるとした。また、2兆円規模で設置したグリーンイノベーション基金による野心的なイノベーションに挑戦する企業への10年間の継続支援、カーボンニュートラルに向けた投資促進税制の活用など、企業の脱炭素化投資を後押しするとともに、新技術の導入につながる規制改革や国際標準化にも取り組むとしている。
「骨太の方針」の閣議決定をきっかけに「脱炭素 」関連銘柄への関心が一段と高まる可能性があり、太陽光発電所の建設・保守を手掛けるウエストホールディングス<1407>、太陽光モジュールを手掛けるAbalance<3856>、共同で次世代型蓄電池「バイポーラ型蓄電池」を開発済みの古河電気工業<5801>と古河電池<6937>、燃料電池用高圧水素ガスコンプレッサーを手掛ける加地テック<6391>、洋上風力発電プロジェクトを推進中のレノバ<9519>などをマークしておきたい。