PCA:ポジティブサプライズ、Q1利益倍増・株式分割・増配を発表
アルファ・ウイン・キャピタル株式会社は、ピー・シー・エー株式会社(東証一部上場、コード:<9629>、佐藤社長)の2022年3月第1四半期の決算発表を踏まえ、調査レポートを発行した。要旨は以下の通り。
・Q1決算は前年同期比19.3%の増収、利益は倍増。通期会社予想に対する売上高・当期利益の進捗率は各26.7%、51.5%と極めて高く、会社想定を大きく上回った模様。
・同社は株式分割(1:3)、増配(分割前の基準で年間34円/株⇒36円/株)も発表。
・Q1の好業績と共にポジティブサプライズ。
・旧シリーズのサポート終了予定に伴い、製品の更新需要が旺盛。加えてクラウドも高成長を持続し、いずれも売上高・利益に大きく寄与。
・新収益認識基準への移行による、その他営業収入や保守サービスの減収を、製品とクラウドの増収がカバー。なお、今期Q1は旧収益認識基準では、売上高3,754百万円、営業利益1,049百万円と前年同期比34.6%の増収、125.6%の増益となる。
・同社は通期業績の期初見通しを変更してないが、当調査部では上方修正余地があると判断し、通期予想を大幅に引き上げた。過去最高益を更新する可能性があると考えている。
・特需の反動減がなくなり、中長期的な成長トレンドに戻りつつある。
・キャシュカウで現預金が積み上がってきており、資金効率の向上策と成長に向けた投資戦略・ビジネス展開に注目。
(出典)アルファ・ウイン・キャピタル株式会社
株探ニュース