前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

注目
2021年8月11日 5時30分

■コロワイド <7616>  2,027円 (+172円、+9.3%)

コロワイド <7616> が急反発。同社は6日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前損益は6.5億円の黒字(前年同期は71.8億円の赤字)に浮上して着地した。

■WDB <2475>  3,290円 (+275円、+9.1%)

WDBホールディングス <2475> が急反発。同社は6日大引け後に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比26.4%増の17.2億円に伸び、4-9月期(上期)計画の26億円に対する進捗率は66.4%に達し、5年平均の50.3%も上回った。

■オープンドア <3926>  2,092円 (+171円、+8.9%)

オープンドア <3926> が続急伸。同社は6日大引け後に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は1.9億円の赤字(前年同期は3.4億円の赤字)に赤字幅が縮小した。

■フルキャスト <4848>  2,358円 (+191円、+8.8%)

フルキャストホールディングス <4848> が急反発。同社は6日大引け後に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比8.5%増の35.8億円に伸び、従来の16.4%減益予想から一転して増益で着地。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の42円→43円(前期は41円)に増額修正した。

■三井金 <5706>  3,355円 (+270円、+8.8%)

三井金属 <5706> が急伸。6日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を5850億円から6250億円(前期比19.5%増)へ、営業利益を360億円から510億円(同0.1%減)へ、純利益を220億円から370億円(同17.2%減)へ上方修正したことが好感された。キャリア付極薄銅箔の販売量の増加が見込まれることに加えて、金属価格が想定を上回って推移していること、またそれに伴い在庫要因が好転していることなどが理由としている。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高1470億4700万円(前年同期比59.1%増)、営業利益200億6900万円(前年同期3億6600万円の赤字)、純利益187億5700万円(前年同期比69.8%増)だった。

■TOWA <6315>  2,789円 (+217円、+8.4%)

TOWA <6315> が急反発、一時11.7%高の2874円まで上値を伸ばし年初来高値を更新した。前週末6日の取引終了後、22年3月期第1四半期(4-6月)の決算を発表し、売上高は119億6000万円(前年同期比2.1倍)、純利益は19億7800万円(同9.6倍)で着地しており、これが好感され買われた。世界的な半導体不足への対応や今後の需要拡大を見込んだ設備投資をはじめ、中国での半導体内製化の加速などを背景に受注が好調だった。なお、通期見通しについては売上高460億円(前期比54.8%増)、純利益63億5000万円(同2.4倍)とする従来予想を据え置いた。

■リゾートトラ <4681>  1,929円 (+147円、+8.3%)

リゾートトラスト <4681> が急反発。同社は6日大引け後に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は14.9億円の黒字(前年同期は4億円の赤字)に浮上し、4-9月期(上期)計画の38億円に対する進捗率は5年平均の27.0%を上回る39.4%に達した。

■FUJI <6134>  2,865円 (+200円、+7.5%)

FUJI <6134> が3日続伸。前週末6日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表し、売上高を1250億から1510億円(前期比10.9%増)へ、純利益を120億円から200億円(同16.5%増)へ引き上げた。あわせて年間配当予想を60円(中間・期末それぞれ30円)とし、従来予想の40円から20円増額しており、こうしたことが好感され買われた。通信機器関連や車載関連などさまざまな分野での旺盛な設備投資需要が見込まれ、引き続き好調に推移する見通し。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高387億6100万円(前年同期比2.5%増)、純利益64億6700万円(同30.7%増)だった。

■天馬 <7958>  2,799円 (+172円、+6.6%)

天馬 <7958> が急反発。同社は6日大引け後に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比17.0%増の9.5億円に伸び、4-9月期(上期)計画の16億円に対する進捗率は59.4%に達したものの、5年平均の64.8%を下回った。また、発行済み株式数(自社株を除く)の3.27%にあたる75万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことも買い材料視された。買い付け期間は8月11日から22年7月29日まで。

■ミルボン <4919>  6,540円 (+380円、+6.2%)

ミルボン <4919> が大幅高で3日続伸。前週末6日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を382億円から406億円(前期比13.6%増)へ、営業利益を64億2000万円から78億円(同22.0%増)へ、純利益を40億5000万円から51億円(同21.3%増)へ上方修正し、あわせて28円を予定していた期末配当予想を33円に引き上げると発表しており、これが好感された。上期において、染毛剤やヘアケア剤新製品のほか、国内で美容室に対するオンラインとリアルを組みあわせた市場活動が高い評価を受け、業績が計画以上に推移していることが要因。また、海外では中国、韓国が引き続き順調で、ロックダウンの解除により米国も大きく売り上げを伸ばしたことも寄与する。なお、年間配当予想では63円となり、前期実績に対しては7円の増配となる予定だ。同時に発表した第2四半期累計(1-6月)決算は、売上高195億5800万円(前年同期比23.3%増)、営業利益36億5900万円(同53.2%増)、純利益24億1300万円(同66.3%増)だった。

■ファーマF <2929>  2,965円 (+162円、+5.8%)

ファーマフーズ <2929> が大幅反発。6日の取引終了後、明治薬品(東京都千代田区)の株式を取得し子会社化すると発表しており、これが好感された。ファーマFの研究開発力、商品開発力及び通信販売プラットフォームと明治薬品の製造、販路などの経営資源を融合させることで収益拡大を図り、グループの持続的成長と中長期的な企業価値向上の実現を図ることが狙い。議決権比率が3分の2以上となるよう、130万7000株以上の株式を8月31日付で取得する予定で、取得価額は15億円から23億円程度を見込んでいる。

■高砂香 <4914>  2,891円 (+153円、+5.6%)

高砂香料工業 <4914> が続急伸。同社は6日大引け後に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の29.9億円に急拡大し、通期計画の53億円に対する進捗率は56.4%に達し、5年平均の31.5%も上回った。

■DOWA <5714>  4,565円 (+235円、+5.4%)

DOWAホールディングス <5714> が大幅3日続伸。同社は6日大引け後に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比8.4倍の282億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の500億円→660億円(前期は372億円)に32.0%上方修正し、増益率が34.4%増→77.4%増に拡大し、従来の15期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

■山一電機 <6941>  1,748円 (+89円、+5.4%)

山一電機 <6941> 6日続伸。IC基板装置や検査用に使う半導体ソケットを手掛け、海外売上比率が約8割と高く、米アップル <AAPL> にも商品を供給するなど世界的に実績が高い。半導体設備投資需要が高まるなか収益環境に吹く追い風は強く、足もとの業績は会社側の想定を上回って推移している。前週末6日取引終了後に、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の37億円から43億円(前期比34.7%増)に増額しており、これを評価する形で投資マネーを呼び込んだ。PER11倍前後と株価指標面でも割安で、水準訂正期待が高まっている。

■PS三菱 <1871>  650円 (+32円、+5.2%)

ピーエス三菱 <1871> が続急伸。同社は6日大引け後に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の23.4億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の15.5億円に対する進捗率が151.3%とすでに上回り、さらに5年平均の31.9%も超えた。

■参天薬 <4536>  1,565円 (+75円、+5.0%)

参天製薬 <4536> が急反発。同社は6日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比14.3%増の95.5億円に伸びたが、通期計画の410億円に対する進捗率は23.3%にとどまり、5年平均の36.4%も下回った。

※10日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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