「電気自動車関連」が24位にランク、経産省は概算要求で導入補助金335億円を計上<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電気自動車関連」が24位となっている。
経済産業省は8月31日、2022年度の概算要求を公表した。電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)などの普及を促すため、クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金として334億9000万円(21年度当初予算は155億円)を計上したほか、水素ステーション整備事業費補助金110億円(同110億円)を盛り込んだ。
また、EVの航続距離倍増を実現可能とする全固体電池の30年実用化を目指し、EV用革新型蓄電池技術開発に28億8000万円(同23億8000万円)、省エネ型電子デバイス材料の評価技術の開発事業に25億円(同21億5000万円)を充てるとしている。こうした背景には世界各国で「脱ガソリン」に向けた政策が相次いで打ち出されていることがあり、菅義偉首相が1月に表明した「35年までに新車販売で電動車100%を実現する」との目標達成につなげたい考えだ。
EV関連では、日産自動車<7201>やトヨタ自動車<7203>、三菱自動車工業<7211>、ホンダ<7267>といった自動車メーカーのほか、トラクションユニット「E-Axle」を提供する日本電産<6594>や車載電池を手掛けるパナソニック<6752>などに注目。全固体電池関連としては、三櫻工業<6584>、FDK<6955>、日本ケミコン<6997>、武蔵精密工業<7220>などが挙げられる。