「再生可能エネルギー」が4位にランク、風力促進区域に秋田県八峰町及び能代市沖を指定<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「再生可能エネルギー」が4位となっている。
経済産業省と国土交通省は13日、海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律(再エネ海域利用法)に基づく促進区域に「秋田県八峰町及び能代市沖」を指定した。促進区域とは、自然的条件が適当であること、漁業や海運業などの先行利用に支障を及ぼさないこと、系統接続が適切に確保されることなどの要件に適合した一般海域内の区域。洋上風力発電事業実施のために指定され、事業者はその区域内で最大30年間の占用許可を取得できる。
八峰町で計画されている風力発電の事業者は、三菱商事<8058>子会社の三菱商事エナジーソリューションズや、東北電力<9506>が出資している八峰能代沖洋上風力など。能代市沖付近では、昨年5月にINPEX<1605>、石油資源開発<1662>、住友商事<8053>、JR東日本<9020>グループのJR東日本エネルギー開発など8社が事業実施に向けたコンソーシアムを組成したほか、同年9月にはJパワー<9513>やJERA(東京都中央区)などが共同企業体を結成している。
経産省と国交省は今後、公募占用指針を策定し、促進区域内海域で洋上風力発電事業を行う事業者を選定するための公募を行うとしており、その行方が注目される。