話題株ピックアップ【昼刊】:イーレックス、ミダックHD、オープンH

注目
2021年9月17日 11時39分

■ミダックHD <6564>  5,910円  +580 円 (+10.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位

ミダックホールディングス<6564>が急反発している。同社は16日取引終了後に、子会社のミダックが保有する既存最終処分場(遠州クリーンセンター及び浜名湖クリーンセンター)の変更許可申請(埋め立て容量の増量)を行うと発表しており、これが買い手掛かりとなっているようだ。最終処分場の受託量が順調に拡大しており、埋め立て容量を増量することで今後見込まれる旺盛な埋め立て需要に対応するとともに、事業の競争力や中長期の収益基盤の更なる強化につなげるとしている。

■電気興業 <6706>  2,580円  +247 円 (+10.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

電気興業<6706>がマドを開け買われた。同社は通信アンテナの製造及び工事を行っており、高速通信規格5G基地局関連の需要獲得などを背景に収益面の追い風が強い。16日取引終了後、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントが同社株の5%強の株式を保有したことが、同日にオアシスが提出した大量保有報告で明らかとなった。これを材料視する買いを呼び込んでいる。オアシスはアクティビストファンドとして名を馳せるが、今回の株式保有目的として「純投資及び重要提案行為などを行うため」としていることで、思惑を呼んでいる。

■オーケストラ <6533>  3,955円  +245 円 (+6.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位

Orchestra Holdings<6533>が5日ぶりに反発している。同社は16日取引終了後に、子会社のデジタルアイデンティティがデジタルマーケティング事業を行う、ぱむ(東京都豊島区)の全株式を取得し、子会社化(同社の孫会社化)すると発表。これが材料視されているようだ。ぱむは、金融業界を中心にデジタルマーケティング事業を手掛け、特にWEB制作やコンテンツ制作に強みを持つ。両社が連携することで、金融業界の既存顧客に対してより広範なデジタルマーケティング支援が可能になるとともに、新たな顧客獲得を目指すとしている。なお、取得価額及び株式譲渡実行日は確定次第公表するという。

■イーレックス <9517>  2,860円  +113 円 (+4.1%)  11:30現在

イーレックス<9517>が大幅高で3日ぶりに反発している。16日の取引終了後、山梨県富士吉田市で、国内初の水素専焼発電所の起工式を行ったと発表しており、これが好材料視されている。同水素専焼発電所は、Hydrogen Technology(東京都中央区)の水素の供給・保守技術とイーレックスの発電所運転、電力小売の知見を組み合わせることで、安定的に水素専焼で発電を行い、電力小売りで活用するプロジェクト。なお、稼働は22年3月下旬を予定している。

■ジョイフル本田 <3191>  1,588円  +61 円 (+4.0%)  11:30現在

ジョイフル本田<3191>が3日ぶりに反発している。16日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を400万株(発行済み株数の5.74%)、または50億円としており、取得期間は21年9月17日から22年6月20日まで。資本効率を高め、1株当たり利益の増大を図ることが目的という。

■ウイングアーク1st <4432>  2,427円  +90 円 (+3.9%)  11:30現在

ウイングアーク1st<4432>は大幅反発している。東京証券取引所が16日の取引終了後、同社株を17日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、これを受けて、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入っているようだ。また、日本証券金融も同日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。

■Jストリーム <4308>  2,593円  +75 円 (+3.0%)  11:30現在

Jストリーム<4308>が5日ぶりに反発している。16日の取引終了後、コルグ(東京都稲城市)が開発した業界史上最高音質のインターネット動画配信システム「Live Extreme」を導入したと発表しており、これが好感されている。長引く新型コロナウイルスの流行の影響でインターネットを利用した映像・音楽配信が以前よりも定着し、より生で聴く臨場感あふれる高音質、高品位なサウンド・クオリティを求めるニーズが高まっていることから、今回の導入に至ったという。「Live Extreme」を使用し、Jストリームのコンテンツ配信ネットワークである「J-Stream CDNext」を経由して配信を行うことで、最大4Kの高解像度映像とともに、ロスレスをはじめ高品位なハイレゾ・オーディオのライブ・オンデマンドでの動画配信を実現するとしている。

■オープンハウス <3288>  6,410円  +110 円 (+1.8%)  11:30現在

オープンハウス<3288>が連日の年初来高値更新となっている。この日の寄り前、21年9月の連結業績予想について、売上高7880億円から8050億円(前期比39.8%増)へ、営業利益を960億円から1000億円(同61.0%増)へ、純利益を670億円から690億円(同16.0%増)へ上方修正し、60円を予定していた期末配当を62円に引き上げると発表した。グループで事業進捗が好調なことが要因という。なお、年間配当は112円(前期80円)となる予定だ。

■イチネンHD <9619>  1,365円  +14 円 (+1.0%)  11:30現在

イチネンホールディングス<9619>がしっかり。16日の取引終了後、22年3月期の配当予想を中間・期末各20円の年40円から中間23円・期末20円の年43円に増額修正したことが好感されている。なお、前期実績に対しては3円の増配になる予定だ。

■トヨタ自動車 <7203>  9,962円  +22 円 (+0.2%)  11:30現在

トヨタ自動車<7203>は強弱観対立のなかもやや買い優勢。続伸し1万円大台復帰をうかがう展開に。車載用半導体の不足や新型コロナウイルスの感染拡大に伴うサプライチェーンの不備で減産を余儀なくされているほか、自動車用鋼材値上げなどのコストアップ要因もあって逆風は強い。しかし、1万円大台を割り込んだ水準は買い板が厚いようだ。外国為替市場では警戒された円高進行に歯止めがかかり、足もと1ドル=109円70銭近辺の推移と円安方向に振れ再び110円台を視野に入れる動きとなっており、輸出採算改善の思惑も株価に追い風材料となっている。

■歯愛メディカル <3540>  5,970円  +10 円 (+0.2%)  11:30現在

歯愛メディカル<3540>はしっかり。同社は16日、NTTグループのNTTスマイルエナジーと新電力大手エネット、太陽光発電システムを手掛けるデンカシンキ(松山市)と共同で、オンサイト型PPA(電力購入契約)サービスの提供を開始したと発表した。このサービスはCiメディカの会員向けに、NTTスマイルエナジーの負担で事業所の屋根上に太陽光発電設備を設置し、自家消費分の電力供給を行うというもの。Ciメディカでは、同サービスの全国展開に取り組んでいくとしている。

■前田工繊 <7821>  3,585円  +5 円 (+0.1%)  11:30現在

前田工繊<7821>がしっかり。16日の取引終了後、外壁用の防水材や保護・仕上げ材の製造・販売を行うセブンケミカル(東京都新宿区)の全株式を取得し、子会社化したと発表したことが好感されている。今回の子会社化は、グループのインフラ事業分野における取扱製品の多様化を図るとともに、建物の老朽化対策として拡大が見込まれるリフォーム工事の需要取り込みによるグループ収益基盤の強化を図るのが狙い。取得価額は非開示。なお、同件による21年9月期業績への影響はなく、来期業績への影響は軽微としている。

■日本製鉄 <5401>  2,151円  -138.5 円 (-6.1%)  11:30現在  東証1部 下落率2位

日本製鉄<5401>が急落。株価は大幅に3日続落し、一時前日に比べ8%強下落している。16日の取引終了後、2本立てのユーロ円建転換社債(CB)型新株予約権付社債を発行すると発表しており、CBの株式転換による1株当たり利益の希薄化を懸念する売りが出ている。発行金額は合計3000億円。24年10月満期の3年債と26年10月満期の5年債の2本立てで、発行金額はそれぞれ1500億円ずつ。転換価格は3年債が2884円、5年債が3022円で決まった。調達資金は、設備投資や事業投資、研究開発費、借入金の返済などに充てる。

■JFE <5411>  1,835円  -43 円 (-2.3%)  11:30現在

ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>や神戸製鋼所<5406>が安い。JFEは一時、前日に比べ5%安に売られる場面があった。日本製鉄<5401>が16日取引終了後に合計3000億円のユーロ円建転換社債(CB)型新株予約権付社債を発行し、調達資金を設備投資などに充てると発表した。これを受け、JFEや神戸鋼にファイナンス思惑からの連想売りが膨らんでいる。

■クロスキャット <2307>  1,404円  +300 円 (+27.2%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ

クロスキャット<2307>がストップ高の1404円に買われ、年初来高値を更新している。16日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を52億円から56億円(前年同期比30.2%増)へ、営業利益を1億8000万円から4億円(同3.1倍)へ、純利益を1億3000万円から2億7000万円(同2.9倍)へ上方修正したことが好感されている。官公庁、通信及び製造向けの案件が好調に推移していることに加えて、売上原価及び販管費の抑制を図ったことが寄与する見通しだ。

■ミアヘルサ <7688>  1,423円  +300 円 (+26.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

ミアヘルサ<7688>がストップ高カイ気配。16日の取引終了後、ヒノキヤグループ<1413>子会社のライフサポート(東京都渋谷区)株式の96%を10月20日付で取得し、子会社化すると発表したことが好感されている。ライフサポートは都内を中心に54カ所の保育施設(認可・認証保育所、学童クラブなど)を運営する保育事業と、高齢者住宅などを運営する介護事業を展開している。今回の子会社化は、ライフサポートが事業展開しているエリアがミアヘルサ事業所との地理的な重なりが少ないことや、学童クラブなど多様な子育て支援ニーズへの対応が可能となることから、グループにおける保育事業の成長促進と子育て支援分野の拡充が可能になると判断したためという。取得価額は約17億8000万円。なお、業績への影響は明らかになった時点で開示するとしている。

■太洋物産 <9941>  1,081円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在

太洋物産<9941>がストップ高の1081円に買われている。中国商務省が16日、中国が環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を正式に申請したと発表したことを受けて、農畜産物を中心の商社である同社に思惑的な買いが殺到しているようだ。

●ストップ高銘柄

太洋物産 <9941>  1,081円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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