10万円以下で買える、高ROE&低PBR 13社【東証1部】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証1部上場企業では619社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点からROEに注目した。ROEが高い銘柄は効率的に株主資本を活用できているといえるほか、機関投資家が投資先候補として選定することも期待される。また、割安株という観点から実績PBRが1倍以下の銘柄に注目した。
下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)予想ROEが10%以上、(3)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる13社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※ROE、PBR、最低投資金額は17日現在)
なお、19日(日)19時30分に「10万円以下で買える、高ROE&低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 予想 実績
コード 銘柄 金額 ROE PBR
<3315>日本コークス 13800 10.46 0.78
<8016>オンワード 33000 10.71 0.76
<6186>一蔵 40800 11.98 0.88
<6742>京三 51100 23.33 0.93
<9119>飯野海 59400 10.05 0.79
<8869>明和地所 62900 10.57 0.60
<7513>コジマ 68100 10.88 0.92
<8203>MrMax 69300 10.87 0.83
<7280>ミツバ 69800 11.62 0.52
<3284>フージャース 71100 11.01 0.89
<9997>ベルーナ 87300 10.94 0.74
<1879>新日本建 93600 12.50 0.66
<8002>丸紅 95400 12.02 0.87
※単位はROEが%、PBRが倍、最低投資金額が円。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。
株探ニュース