前週末17日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

注目
2021年9月21日 5時30分

■イーレックス <9517>  2,874円 (+127円、+4.6%)

イーレックス <9517> が大幅高で3日ぶりに反発。16日の取引終了後、山梨県富士吉田市で、国内初の水素専焼発電所の起工式を行ったと発表。同水素専焼発電所は、Hydrogen Technology(東京都中央区)の水素の供給・保守技術とイーレックスの発電所運転、電力小売の知見を組み合わせることで、安定的に水素専焼で発電を行い、電力小売りで活用するプロジェクト。なお、稼働は22年3月下旬を予定している。

■BEENOS <3328>  3,100円 (+134円、+4.5%)

BEENOS <3328> が大幅反発。17日正午ごろ、営業投資有価証券の一部を売却したのに伴い、21年9月期第4四半期のインキュベーション事業に売上高4億8000万円、営業利益4億2000万円が計上される予定だと発表しており、これが好材料視された。

■ジョイ本田 <3191>  1,592円 (+65円、+4.3%)

ジョイフル本田 <3191> が3日ぶり大幅反発。16日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表。上限を400万株(発行済み株数の5.74%)、または50億円としており、取得期間は21年9月17日から22年6月20日まで。資本効率を高め、1株当たり利益の増大を図ることが目的という。

■オープンH <3288>  6,530円 (+230円、+3.7%)

オープンハウス <3288> が6日続伸、連日の年初来高値更新となった。17日の寄り前、21年9月の連結業績予想について、売上高7880億円から8050億円(前期比39.8%増)へ、営業利益を960億円から1000億円(同61.0%増)へ、純利益を670億円から690億円(同16.0%増)へ上方修正し、60円を予定していた期末配当を62円に引き上げると発表した。グループで事業進捗が好調なことが要因という。なお、年間配当は112円(前期80円)となる予定だ。

■商船三井 <9104>  9,500円 (+290円、+3.2%)

商船三井 <9104> が大幅反発。SMBC日興証券は16日、11月のMSCI定期見直しでは現時点では商船三井や太陽誘電 <6976> などが新規採用となる可能性があると指摘した。一方、ピジョン <7956> やTHK <6481> などは、今後大きく市場をアウトパフォームしなければ削除対象となる懸念があるとみている。11月の入れ替えは、欧州時間の同月11日に発表される予定だ。

■アスクル <2678>  1,785円 (+42円、+2.4%)

アスクル <2678> が反発。16日の取引終了後に発表した第1四半期(5月21日-8月20日)連結決算が、売上高1024億4200万円(前年同期比2.3%増)、営業利益32億7200万円(同9.4%増)、純利益21億5300万円(同43.3%増)となり、第1四半期として売上高、利益とも過去最高を更新したことが好感された。BtoB事業では、感染対策商品が想定通り反動減となったものの、前年同期の著しいオフィス用品需要の落ち込みからの回復がみられた。また、BtoC事業で売上総利益率、変動費比率、固定費比率の全てが改善したことも寄与した。なお、22年5月期通期業績予想は、売上高4300億円(前期比1.9%増)、営業利益140億円(同0.5%増)、純利益90億円(同16.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■Jストリーム <4308>  2,575円 (+57円、+2.3%)

Jストリーム <4308> [東証M]が5日ぶりに反発。16日の取引終了後、コルグ(東京都稲城市)が開発した業界史上最高音質のインターネット動画配信システム「Live Extreme」を導入したと発表。長引く新型コロナウイルスの流行の影響でインターネットを利用した映像・音楽配信が以前よりも定着し、より生で聴く臨場感あふれる高音質、高品位なサウンド・クオリティを求めるニーズが高まっていることから、今回の導入に至ったという。「Live Extreme」を使用し、Jストリームのコンテンツ配信ネットワークである「J-Stream CDNext」を経由して配信を行うことで、最大4Kの高解像度映像とともに、ロスレスをはじめ高品位なハイレゾ・オーディオのライブ・オンデマンドでの動画配信を実現するとしている。

■ウイングアク <4432>  2,385円 (+48円、+2.1%)

ウイングアーク1st <4432> が反発。東京証券取引所が16日の取引終了後、同社株を17日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、これを受けて、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入ったようだ。また、日本証券金融も同日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。

■イチネンHD <9619>  1,378円 (+27円、+2.0%)

イチネンホールディングス <9619> が続伸。16日の取引終了後、22年3月期の配当予想を中間・期末各20円の年40円から中間23円・期末20円の年43円に増額修正した。なお、前期実績に対しては3円の増配になる予定だ。

■オプトラン <6235>  2,321円 (+40円、+1.8%)

オプトラン <6235> が3日ぶりに反発。16日の取引終了後、スマートフォンなどのカメラレンズモジュールの大手メーカーから、新規最先端のレンズ成膜用ALD(原子層堆積)装置を受注したと発表。同社のALD装置は、プラズマ技術とALDを融合した装置で、スマートフォンなどのカメラレンズやミニLED用で、従来の光学薄膜で達成できなかった極薄で多様な対象材料への成膜を可能にするという。なお、同社によると、上期において既に昨年の年間受注額を上回るペースで受注が本格化しているという。

■トランザク <7818>  1,238円 (+14円、+1.1%)

トランザクション <7818> が反発。16日の取引終了後、子会社トレードワークスが香港に本店を置くウィーホーム・テクノロジー社と独占販売代理店契約を締結し、ウィーホーム社製品である自走式見守りロボット「ebo(イーボ)SE」を国内で販売すると発表。日本国内におけるペット関連製品の更なる事業拡大を図るのが狙い。なお、22年8月期業績への影響は軽微としている。

※17日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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