「国土強靱化」が12位、補正予算編成期待で改めて関心<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「国土強靱化」が12位となっている。
甘利明幹事長が3日のNHKの番組で、衆院選後に大規模な補正予算を編成する考えを示した。なかで、新型コロナウイルス対策やデジタルトランスフォーメーション(DX)、脱炭素などとともに国土強靱化に取り組んでいくとした。
国土強靱化を巡っては、毎年のように相次ぐ自然災害を受けて安倍政権時代から取り組みを積極化させており、昨年末には15兆円規模の5カ年計画が取りまとめられ、風水害への対策や老朽化したインフラの再整備が進められている。まもなく新政権を発足させる岸田文雄自民党新総裁は、経済対策の一つに国土強靱化への投資拡大を掲げており、5カ年計画の事業規模を拡充する方針にあることも伝わっている。
前週末に台風16号が関東地方に接近したが、9~10月は例年台風や大雨への警戒が叫ばれる時期となるだけに、改めて「国土強靱化」関連株に注目したい。関連銘柄としては、大成建設<1801>や大林組<1802>など大手ゼネコンをはじめ、ショーボンドホールディングス<1414>、ライト工業<1926>、ピーエス三菱<1871>など。電線地中化関連のイトーヨーギョー<5287>のほか、応用地質<9755>やE・Jホールディングス<2153>などの建設コンサルタント関連株などもマークしておきたい。