話題株ピックアップ【昼刊】:GW、メガチップス、フリークHD

注目
2021年11月18日 11時41分

■グローバルウェイ <3936>  3,180円  +502 円 (+18.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

グローバルウェイ<3936>がストップ高の3180円水準でカイ気配となっている。17日の取引終了後、12月3日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資のしやすい環境を整えるとともに株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。効力発生日は12月4日。

■メガチップス <6875>  4,910円  +700 円 (+16.6%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位

メガチップス<6875>がストップ高の4910円に買われている。17日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、純利益を40億円から260億円(前期比24.3%増)へ上方修正したことが好感されている。所有するSiタイム・コーポレーション株式の売却及びSiタイム社の新株発行による特別利益を見込んだことが要因としている。なお、売上高760億円(前期比9.3%減)、営業利益60億円(同19.4%増)は従来見通しを据え置いている。同時に上限を150万株(発行済み株数の7.41%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は21年11月18日から22年4月28日までで、これにより取得した全株は消却する予定としている。

■フリークHD <6094>  1,831円  +222 円 (+13.8%)  11:30現在

フリークアウト・ホールディングス<6094>が急反発している。17日の取引終了後、持ち分法適用関連会社ZEALS<9255>が、東京証券取引所からマザーズへの新規上場が承認されたと発表した。上場にあわせて保有する株式の一部である186万4300株を売却し、売却益を22年9月期第1四半期に特別利益として計上する予定であることが好感されている。なお、売却後の所有株数は124万2900株(所有割合8.15%)となる。

■関西スーパーマーケット <9919>  1,612円  +175 円 (+12.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位

関西スーパーマーケット<9919>が急騰している。オーケー(横浜市西区)が17日の取引終了後、株式交換の差し止めを求める仮処分の申し立てを行っている関西スーパとエイチ・ツー・オー リテイリング<8242>グループとの経営統合について、申し立てが認められ経営統合が中止された場合は、関西スーパに対するTOBに乗り出すと発表。その際のTOB価格を2250円としていることから、これを意識した展開となっているようだ。

■ソフトウェア・サービス <3733>  7,010円  +500 円 (+7.7%)  11:30現在

ソフトウェア・サービス<3733>が5日ぶりに急反発している。同社は17日取引終了後に、10月度の月次売上高が前年同月比32.8%増の32億9400万円になったと発表。6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されているようだ。10月度の受注高は同8.3%増の14億8200万円で、受注残高は69億800万円。なお、売上高の内訳はソフトウェア、ハードウェア、保守サービスが含まれている一方、受注高及び受注残高は保守サービス分が除外されている。

■岡部 <5959>  675円  +30 円 (+4.7%)  11:30現在

岡部<5959>が大幅高。同社は17日取引終了後、資本効率の向上を図るとともに、1株当たりの株主価値を高め、株主への利益還元を充実させるため、140万株(発行済み株式総数に対する割合2.86%)もしくは10億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表した。取得期間は21年11月18日から22年2月17日まで。あわせて、すでに保有している自己株式の一部を消却することも発表した。発行済み株式の5.76%に相当する310万株を12月10日に消却する。

■Ubicom <3937>  3,085円  +131 円 (+4.4%)  11:30現在

Ubicomホールディングス<3937>は4日続伸している。17日の取引終了後、新事業「保険ナレッジプラットフォーム」において、保険支払い業務の一部自動化に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)メニュー「ゆらぎ補正」の提供を開始し、チューリッヒ生命保険(東京都中野区)が業務利用を開始したと発表しており、これが好材料視されている。同メニューは、チューリッヒ生命、メディケア生命(東京都江東区)の支援のもと、同社はアイリックコーポレーション<7325>、ソフトウェアコンサルティングのアシスト(東京都千代田区)などが参画する「生命保険エコシステム構想」の一環として開発されたもの。チューリッヒ生命のWeb請求システム・スマートフォンからの書類アップロードサービスと組み合わせることにより、保険金を請求される顧客にとって手続きの負荷が削減され、更に保険金受給までの日数の短縮が可能となる。また、保険会社においても事務負荷の大幅な軽減を実現できるようになるとしている。

■GAテクノ <3491>  1,524円  +37 円 (+2.5%)  11:30現在

GA technologies<3491>が6日続伸している。午前10時ごろ、子会社イタンジの内見予約WEB受付システム「内見予約くん」及び不動産関連WEB申込受付システム「申込受付くん」が賃貸物件の建築・管理会社MDI(東京都中央区)の全支店に導入されたと発表しており、これが好材料視されている。MDIは、全国で約4万戸の賃貸物件を管理するアパート・マンション建築請負及びその後の運営・管理会社。今回の導入により、内見予約・入居申込が電子化されることで、MDIは入居希望者に対して、なめらかで利便性の高いサービスを提供することが可能になる。また、MDIは賃貸借契約や更新退去手続きの電子化も視野に入れているという。

■ミルボン <4919>  5,960円  +90 円 (+1.5%)  11:30現在

ミルボン<4919>が続伸。同社は17日取引終了後、東北大学教授の福田光則技術顧問とともに、白髪化の抑制に高い効果がある成分を発見したと発表しており、材料視されている。ミルボンでは長年の研究により、白髪率が低い人に多く観察され、白髪の初期段階と考えられる「不完全な白髪(メラニン色素は作られているのに黒髪にはなれない白髪)」では、メラニン色素の輸送異常が関与していることを発見。白髪を予防するにはメラノサイトから毛母細胞へ正常にメラニン色素が受け渡されることが必要であり、そこで細胞培養実験を用いてメラニン色素の輸送遺伝子の発現を向上させる効果成分の探索を行い、葛根エキスとカモミラ(カモミール)エキス、タイムエキスにメラニン色素の輸送遺伝子メラノフィリンの発現を向上させる効果があることを発見したとしている。

■東海理化電機製作所 <6995>  1,646円  +11 円 (+0.7%)  11:30現在

東海理化電機製作所<6995>が上昇。同社は17日取引終了後、中部電力ミライズ(名古屋市東区)とオフサイトPPA(電力購入契約)サービス実施に向けた協定を締結したと発表しており、材料視されているようだ。オフサイトPPAは、敷地外の遠隔地に設置された発電設備から電力を購入すること。今回協定を締結したサービスは、中部電力ミライズのグループ会社が長野県内に東海理化専用の太陽光発電所(パネル出力1232KW、年間発電量想定130万KWh)を設置・運営し、中部電力ミライズが発電した電力を東海理化に供給するもので、22年12月の開始を予定。東海理化はこの電力を本社・本社工場で使用し、当該発電電力分のCO2フリー化を図るとしている。

■エーザイ <4523>  7,385円  -715 円 (-8.8%)  11:30現在  東証1部 下落率3位

エーザイ<4523>が大幅に3日続落となっている。同社は17日、米バイオジェン<BIIB>と共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」について、欧州医薬品庁(EMA)の欧州医薬品委員会(CHMP)から販売承認に否定的な見解を受領したと発表しており、これがネガティブ視されているようだ。なお、販売承認申請に関するCHMPによる正式な勧告は、12月13~16日に開かれるミーティングで採択される予定。バイオジェンは引き続き、EMA及びCHMPと協議し、欧州の当事者にアデュカヌマブへのアクセスを提供するという目標に向けた今後のステップを検討するとしている。

■アルフレッサ <2784>  1,600円  -37 円 (-2.3%)  11:30現在

アルフレッサ ホールディングス<2784>が4日続落。同社は17日取引終了後、子会社であるアルフレッサが東京医科歯科大学と、個別化医療支援プラットフォーム「NOVUMN(ノヴァム)」の医療機関における利便性向上と業務効率化を目的とした共同研究を行っていることを発表したが、マーケットの反応は薄いようだ。アルフレッサはPHC(東京都港区)及び富士通Japan(東京都港区)と「NOVUMN」を共同開発し、医療機関に対する商用サービスの提供を行っている。共同研究では、東京医科歯科大学病院の富士通Japan製電子カルテシステムと「NOVUMN」のデータ連携を進め、投与スケジュール入力の自動化や患者の投与スケジュール(投与日、投与量など)の変更の自動取り込みや、レジメン情報として院内投与の注射薬と院外処方の内服薬の情報の紐づけ表記など、機能拡充を目指す。第1期の研究期間は22年3月31日までとしている。

■オプティム <3694>  1,678円  -30 円 (-1.8%)  11:30現在

オプティム<3694>が買い先行も伸び悩む展開。同社は17日取引終了後、AI・IoTプラットフォームサービス「OPTiM Cloud IoT OS」のバージョンアップを実施し、他社アプリとの認証連携機能を強化したと発表しており、寄り付きでは材料視された。ID管理を担う「IDM/IAM」機能を強化したもので、異なるドメイン間で認証情報を連携して利用中の認証基盤から外部クラウドサービスにシングルサインオンできるようにする「SAML」を活用することにより、サードパーティーアプリケーションと連携したソリューションをより構築しやすくなった。同機能は「IDM/IAM」を用いた自社ブランドのID基盤サービスの構築にも利用できるとしている。

■ジェイテック <2479>  238円  +50 円 (+26.6%) ストップ高   11:30現在

ジェイテック<2479>はストップ高。同社は技術者派遣など人材サービスを主力展開、技術商社を標榜する。コロナ禍で収益環境には逆風が吹いていたが、足もとの業績は21年4~9月期に経常損益が黒字転換するなど改善色が強まっている。きょうはこのほかパソナグループ<2168>、パーソルホールディングス<2181>など人材大手をはじめ、UTグループ<2146>、夢真ビーネックスグループ<2154>なども頑強な値動きをみせている。外国人の在留資格「特定技能」について、2022年度にも事実上在留制限をなくす方向で検討が進められていることが、一部メディアを通じて伝わったことで、これが物色人気の背景となっている。

■OKK <6205>  464円  +80 円 (+20.8%) ストップ高買い気配   11:30現在

OKK<6205>がカイ気配。同社は午前9時10分に、日本電産<6594>と資本・業務提携を締結し、第三者割当により新株式を割り当てその子会社になると発表しており、材料視されている。なお、本日付の日本経済新聞が「日本電産は工作機械メーカーのOKKを買収する。第三者割当増資の引き受けなどで株式の過半数以上を取得して子会社化する見込み」と報じ、午前9時25分までOKKは一時売買停止となっていた。OKKは日電産に1585万3444株を1株につき345円60銭(総額54億7895万247円)で割り当てる。これにより日電産は持ち株比率66.65%の筆頭株主となる見通し。払込期間は22年1月26日から6月30日を予定。OKKは継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象が存在しているが、同時に工場の老朽化・陳腐化、基幹システムの複雑性、研究開発の遅れなどの問題も生じていた。増資によって経営課題へ対処するために必要な資金を調達し、財務基盤の再構築を図るとともに、日電産グループに所属することによって、工作機械における製品のフルラインナップ化による顧客への提案力向上や販売網活用による商圏拡大、グローバル展開などシナジー発揮を期待するとしている。

■リアルワールド <3691>  897円  +150 円 (+20.1%) ストップ高買い気配   11:30現在

リアルワールド<3691>がストップ高カイ気配。ネット経由で仕事を仲介するクラウドソーシング事業の大手で、Webメディア事業にも重心を置き業容拡大を図っている。17日取引終了後、マストバイキャンペーンが実施できるクラウドサービス「itsmon レシート」を運営するウィナスと提携したことを発表した。この提携に伴いAI技術とデジタルギフトを活用したリアル店舗マストバイキャンペーンシステムの提供を開始する。マストバイキャンペーンとはユーザーがリアル店頭で商品購入することが応募条件となるキャンペーンのこと。今回の業務提携による業容拡大効果を期待した買いを呼び込む形となった。

●ストップ高銘柄

リアルワールド <3691>  897円  +150 円 (+20.1%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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