「原子力発電」が12位に急上昇、ウクライナの原発火災をネガティブ材料視<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「原子力発電」が12位に急浮上している。
北欧での風力発電の出力不足に端を発したといわれるエネルギー価格の高騰が止まらない。コロナ禍で低迷したエネルギー需要がその後の景気回復で着実に回復している一方、世界的な脱炭素の流れから化石燃料の開発投資は伸び悩んでいることに加えて、ウクライナ情勢の緊迫化がエネルギー価格の高騰に拍車をかけている。
こうした世界的なエネルギー価格の高騰を受けて、欧州連合(EU)の欧州委員会は今年1月、条件付きではあるものの原子力発電を「脱炭素に貢献する電源」と位置づける方針を表明した。これにより、今後の原発開発や投資の促進に対する思惑が強まり、原発関連は徐々にだが、株式市場でも関心を高めてきている。
ただこの日は、ウクライナ南部にある欧州最大規模のザポロジエ原子力発電所が4日、ロシア軍による攻撃を受けて火災が発生したと伝わり、ネガティブな材料として注目を集めている。高田工業所<1966>、日本製鋼所<5631>、木村化工機<6378>、助川電気工業<7711>など関連銘柄は軒並み安となっている。