個人投資家・有限亭玉介:戦争の行方は!?反発中の注目個別株【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2022年3月26日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

-----------

※2022年3月22日12時に執筆

株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

目下注目されるロシアのウクライナ侵攻の行方。この戦争を終わらせる仮のシナリオとして、ウクライナが制圧されるか停戦協議により終結する、あるいはロシア国内でのクーデター等によるプーチン大統領の失脚になるのでは…と議論されています。ロシア国内でいくら情報統制がされていても、馴染みのある外国企業が一斉に撤退し、異常なインフレを目の当たりにすれば只事じゃないと気づくはずです。

プーチン大統領は暗殺を恐れて側近と常に数メートル距離を確保して会話するほど警戒していると報道されています。そんな停戦協議が進展しない状況に慣れてしまったのか、日本の株式市場は少しずつ落ち着きを取り戻しているようにも思えます。

ネガティブな材料ばかりで、疲弊している投資家も多いかもしれませんねぇ。早急に終戦して欲しいと願う一方で、プーチン大統領を追い詰めるほど核や原発を使った攻撃に向かわせるのでは…と、最悪な事態を想像してしまいます。それでもNATOが団結してロシアに対応できている事実も投資家として評価しておきたいです。

ところで、米国時間3月16日のFOMCの利上げが計画通りに決定すると、日本時間17日の日経平均・TOPIXは大幅高となり25日移動平均線を上回りました。マザーズも25日線付近に持ち直し、日本株がトレンド転換する兆しが見えたか注視したいところです。もしロシアが停戦合意すれば、それ以上のサプライズはありませんなぁ…。

さて、戦争や利上げが織り込まれた後の相場で反発してきている銘柄をチェックして参ります。3月14日の決算発表が好感された三井ハイテック<6966>は、決算後に急動意しました。業績だけでなく強気の中期経営計画も好感されたようで、EV向け駆動・発電用モーターコアや半導体リードフレームの伸長も注視したいです。

勤怠管理クラウド型プラットフォームを手掛けるチームスピリット<4397>は、3月15日に同社のプラットフォーム「TeamSpirit」が日本郵政<6178>傘下のJPデジタルに採用されたと発表し動意しました。上値抵抗線となっていた25日移動平均線を上抜き、75日線付近まで下値を切り上げるか。4月13日が決算発表です。

自動車用点火コイル大手のダイヤHD<6699>は、東京電力HD<9501>らと共同開発した「多機能パワコンシステム」が材料となり物色されました。家庭における太陽光発電と電気自動車(EV)、蓄電池の3つの電源を制御するパワーコンディショナーであり、節電効果も見込めるとの事。チャートは底値から切り返しております。

長期で上昇トレンドとなっている三井松島HD<1518>は、3月16日に上方修正を発表しました。ロシア産原油などに経済制裁が掛けられた事で、石炭商社である同社に思惑が入った模様です。どこまで下値を切り上げるか監視中。

太陽電池製造装置を手掛けるエヌ・ピー・シー<6255>も、ロシアの経済制裁を機に物色が入っているようです。チャート(日足)は下落基調から底を打っており、再生可能エネルギーの需要拡大していく中で4月12日の決算発表にも注目です。

化学肥料大手である多木化学<4025>にも、ロシアの経済制裁から思惑があるようです。化学肥料分野でのロシアのシェアは大きく、同社が代替需要として短期資金が流入する可能性があるか監視を強めております。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

----

執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.