10万円以下で買える、今期最高益＆低PBR 19社 【プライム】編 ＜割安株特集＞

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

東証プライム上場企業では534銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、今期経常最高益を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値とされる1倍を下回る銘柄に注目した。

下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期の経常利益が過去最高を見込む、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる19社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは8日現在)

なお、10日(日)16時に「10万円以下で買える、今期最高益＆低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資　　┌ 経常利益 ┐　　　　

コード 銘柄名　　　　　　金額　 増益率　　 今期　　 PBR

<2982> ＡＤＷＧ　　　　 14900　　 23.1　　　800　　0.47

<7180> 九州ＦＧ　　　　 38300　　 48.0　　36500　　0.25

<6165> パンチ　　　　　 44400　　　8.7　　 3270　　0.60

<9274> 国際紙パルプ　　 48000　　　6.3　　 9400　　0.61

<8999> グランディ　　　 53400　　　0.3　　 3820　　0.63

<3289> 東急不ＨＤ　　　 69500　　　4.3　　76000　　0.79

<8070> 東京産　　　　　 71000　　 47.0　　 3800　　0.66

<1879> 新日本建　　　　 71700　　　4.0　　16200　　0.46

<7189> 西日本ＦＨ　　　 72700　　　0.3　　38000　　0.20

<7590> タカショー　　　 72800　　　7.1　　 1639　　0.96

<8331> 千葉銀　　　　　 73300　　　9.7　　86500　　0.51

<5803> フジクラ　　　　 73600　　　8.5　　37000　　0.92

<8355> 静岡銀　　　　　 80800　　 40.2　　76000　　0.42

<6376> 日機装　　　　　 82100　　　750　　33600　　0.60

<4662> フォーカス　　　 89200　　 13.8　　 1820　　0.91

<9069> センコーＨＤ　　 89800　　　3.4　　27000　　0.91

<5076> インフロニア　　 94000　　 14.4　　43500　　0.71

<6237> イワキポンプ　　 96000　　 14.0　　 3411　　0.84

<3176> 三洋貿易　　　　 98300　　　1.8　　 6300　　0.76

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、増益率が％、PBRが倍。

※今期最終赤字、無配の企業は除いた。

※過去最高益は同一会計基準内が対象。

株探ニュース