ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪比変わらずの26700円~

材料
2022年7月15日 8時22分

ADR(米国預託証券)の日本株は、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、デンソー<6902>が堅調。半面、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、三井住友<8316>、富士フイルム<4901>、富士通<6702>が冴えないなど、対東証比較(1ドル138.94円換算)で高安まちまち。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの26700円。

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は142.62ドル安の30630.17ドル、ナスダックは3.61ポイント高の11251.19で取引を終了した。銀行決算が低調で失望感が広がったほか、6月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったため7月の連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ確率が上昇し、警戒感から売られ、寄り付き後、下落。同時に、長短金利の逆転が悪化し景気後退懸念も強まり、さらなる売り圧力となった。また、JPモルガン・チェース(JPM)のダイモン最高経営責任者(CEO)が四半期決算発表後の電話会見で複数の深刻な問題があると警告したことも売り材料となり、終日軟調推移。その後、FRBのウォラー理事が市場の1%利上げの憶測は時期尚早との見解を示し金利が低下するとハイテク中心に買戻しが広がった。ダウは下げ幅を縮小、ナスダック総合指数はプラス圏で終了。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円37銭まで上昇後、138円71銭まで反落し138円91銭で引けた。6月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったため連邦準備制度理事会(FRB)が7月連邦公開市場委員会(FOMC)で1%の追加利上げに踏み切るとの思惑が強まり、金利上昇に伴いドル買いに拍車がかかった。しかし、週次新規失業保険申請件数が予想外に増加し昨年11月以来で最大となると、景気後退への懸念も再燃。さらに、FOMCの中でもタカ派で知られるウォラー理事が自分の7月FOMCでの基本的シナリオは0.75%の利上げで、1%の市場の思惑は時期尚早との見解を示すと金利が低下に転じ、ドル買いも後退。ユーロ・ドルは0.9952ドルまで下落後、1.0048ドルまで反発し、1.0017ドルで引けた。欧州委員会が経済見通しを引き下げ、さらに、イタリアのドラギ首相が大統領に辞表を提出する意向を見せたためユーロ売りに拍車がかかった。その後、大統領がドラギ首相の辞任の申し出を拒否、支持を得られるかかどうか再度務めるよう要請したと報じられると、買戻しが強まった。

NY原油先物8月限は下げ渋り(NYMEX原油8月限終値:95.78 ↓0.52)。

■ADR上昇率上位銘柄(14日)

<9983> ファーストリテイ 52.41ドル 72818円 (2688円) +3.83%

<8267> イオン 19.06ドル 2648円 (29.5円) +1.13%

<8309> 三井トラスト 3.08ドル 4279円 (45円) +1.06%

<7733> オリンパス 19.75ドル 2744円 (26円) +0.96%

<3861> 王子製紙 40.61ドル 564円 (4円) +0.71%

■ADR下落率下位銘柄(14日)

<7012> 川重 6.86ドル 2383円 (-107円) -4.3%

<6770> アルプス 18.05ドル 1254円 (-47円) -3.61%

<1812> 鹿島 10.3ドル 1431円 (-52円) -3.51%

<6753> シャープ 1.82ドル 1011円 (-29円) -2.79%

<6976> 太陽電 127.5ドル 4429円 (-101円) -2.23%

■その他ADR銘柄(14日)

<1925> 大和ハウス 23.09ドル 3208円 (-10円)

<1928> 積水ハウス 17.03ドル 2366円 (11.5円)

<2503> キリン 16.01ドル 2224円 (9円)

<2802> 味の素 24.58ドル 3415円 (-3円)

<3402> 東レ 10.35ドル 719円 (-1.4円)

<3407> 旭化成 14.86ドル 1032円 (-0.5円)

<4523> エーザイ 44.9ドル 6238円 (24円)

<4704> トレンド 51.89ドル 7210円 (0円)

<4901> 富士フイルム 52.64ドル 7314円 (-146円)

<4911> 資生堂 40.13ドル 5576円 (25円)

<5108> ブリヂストン 18.16ドル 5046円 (0円)

<5201> AGC 6.57ドル 4564円 (-66円)

<5802> 住友電 10.59ドル 1471円 (9.5円)

<6301> コマツ 20.73ドル 2880円 (-9.5円)

<6503> 三菱電 20.78ドル 1444円 (0.5円)

<6645> オムロン 49.92ドル 6935円 (0円)

<6702> 富士通 25.34ドル 17604円 (-91円)

<6723> ルネサス 4.41ドル 1225円 (-3円)

<6758> ソニーG 81.1ドル 11268円 (63円)

<6762> TDK 28.29ドル 3931円 (6円)

<6902> デンソー 26.45ドル 7350円 (37円)

<6954> ファナック 15.13ドル 21022円 (-28円)

<6988> 日東電 30.47ドル 8467円 (-23円)

<7201> 日産自 7.39ドル 513円 (-0.5円)

<7202> いすゞ 10.62ドル 1476円 (-2円)

<7203> トヨタ 153.14ドル 2128円 (-7円)

<7267> ホンダ 24.13ドル 3353円 (11円)

<7270> SUBARU 8.32ドル 2312円 (-6円)

<7733> オリンパス 19.75ドル 2744円 (26円)

<7741> HOYA 91.34ドル 12690円 (0円)

<7751> キヤノン 22.41ドル 3114円 (0円)

<7974> 任天堂 54.28ドル 60333円 (243円)

<8001> 伊藤忠 54.38ドル 3778円 (3円)

<8002> 丸紅 85.73ドル 1191円 (3.5円)

<8031> 三井物 412.04ドル 2862円 (15円)

<8053> 住友商 13.26ドル 1842円 (1円)

<8267> イオン 19.06ドル 2648円 (29.5円)

<8306> 三菱UFJ 5.13ドル 713円 (-5.8円)

<8309> 三井トラスト 3.08ドル 4279円 (45円)

<8316> 三井住友 5.8ドル 4029円 (-31円)

<8411> みずほFG 2.24ドル 1556円 (-8円)

<8591> オリックス 81.73ドル 2271円 (-21.5円)

<8604> 野村HD 3.66ドル 509円 (1.6円)

<8766> 東京海上HD 57ドル 7919円 (29円)

<8802> 菱地所 13.9ドル 1931円 (-8.5円)

<9202> ANA 3.46ドル 2404円 (-11円)

<9432> NTT 28.07ドル 3900円 (-5円)

<9735> セコム 15.93ドル 8853円 (-8円)

<9983> ファーストリテイ 52.41ドル 72818円 (2688円)

<9984> ソフトバンクG 19ドル 5280円 (-105円)

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.