【↓】日経平均 大引け| 続落、FOMCを前に買い手控えムードに終始 (7月26日)

市況
2022年7月26日 18時24分

日経平均株価

始値  27682.20

高値  27715.78(09:01)

安値  27538.39(09:47)

大引け 27655.21(前日比 -44.04 、 -0.16% )

売買高  8億6989万株 (東証プライム概算)

売買代金 2兆1460億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は続落、FOMCを前に買い手控え感

2.国内での新型コロナ感染急拡大の影響も警戒される

3.アジア株市場の堅調と為替の円安はポジティブ材料

4.下値では押し目買い観測、底堅さ発揮し小幅な下げ

5.小型株買われ、値上がり銘柄数が値下がり数上回る

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前週末比90ドル高と反発した。FOMCを控え買い控えムードが強まるなか、急激な金融引き締めへの懸念が後退し買いが優勢となった。

東京市場では、買い手控えムードのなか日経平均株価は前日終値を下回る水準で推移した。ただ、下値では押し目買いが入り底堅さも発揮した。

26日の東京市場は、様子見ムードの強い地合いで夏枯れの様相となった。FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を明日に控えるなか、売り買いともにポジションを一方向に傾けにくい状況が反映された。国内で新型コロナウイルスの急速な感染拡大が続いていることで、経済活動に与える影響も警戒されているようだ。ただ、アジア株市場が総じて堅調な推移をみせていたことや、外国為替市場でも朝方は円高傾向にあったものの、後場はドルが急速に買い戻される流れとなり、輸出株にはポジティブに働いた。日経平均は下値では押し目買いの動きが観測され底堅さを発揮した。また、個別では小型株の強さが目を引く。プライム市場の値上がり銘柄数は1000を超え、値下がり銘柄数を上回った。売買代金は2兆1000億円台と低調が続いている。

個別では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>などが安く、東京エレクトロン<8035>、任天堂<7974>、日本電産<6594>なども売られた。キーエンス<6861>、キヤノン<7751>なども値を下げている。オーバル<7727>が急反落となったほか、CEホールディングス<4320>、朝日インテック<7747>などの下げも目立った。HEROZ<4382>、ジンズホールディングス<3046>、アイスタイル<3660>なども下落した。

半面、売買代金で久しぶりに首位となったソフトバンクグループ<9984>が高く、ダブル・スコープ<6619>も大商いで値を飛ばし値上がり率トップとなった。KOA<6999>、インソース<6200>が急騰、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>、東邦チタニウム<5727>も大幅高に買われた。神戸物産<3038>が物色人気となり、フィックスターズ<3687>の上値追いも目立っている。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、日立建機 <6305>、安川電 <6506>、デンソー <6902>、日揮HD <1963>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約49円。うち37円はSBG1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、テルモ <4543>、中外薬 <4519>、TDK <6762>、エムスリー <2413>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約61円。

東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)保険業、(4)非鉄金属、(5)ゴム製品。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)医薬品、(3)陸運業、(4)精密機器、(5)その他製品。

■個別材料株

△Aバランス <3856> [東証S]

8月末を基準日として1→3の株式分割。

△モビルス <4370> [東証G]

パーソルワークスデザインの有人チャット自動品質評価システムを提供開始。

△出光興産 <5019> [東証P]

「CO2を原料にしたアスファルト合材を用いた舗装実験を開始」との報道。

△Mipox <5381> [東証S]

世界最薄・最軽量のリフレクタークロスを開発。

△インソース <6200> [東証P]

22年9月期業績予想を上方修正。

△平田機工 <6258> [東証P]

100億円超の大型案件受注。

△WSCOPE <6619> [東証P]

22年12月期の業績予想を上方修正。

△アンビスHD <7071> [東証S]

22年9月期業績予想を上方修正。

△キヤノン電 <7739> [東証P]

上期経常が11%増益で着地、4-6月期も100%増益。

△エリアクエス <8912> [東証S]

60万7500株を上限とする自社株買いを実施へ。

▼コスモバイオ <3386> [東証S]

今期営業益予想引き下げ。

▼Tホライゾン <6629> [東証S]

第1四半期は営業赤字で着地。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)WSCOPE <6619>、(2)KOA <6999>、(3)インソース <6200>、(4)大阪チタ <5726>、(5)邦チタ <5727>、(6)レアジョブ <6096>、(7)SMK <6798>、(8)平田機工 <6258>、(9)Fスターズ <3687>、(10)ライク <2462>

値下がり率上位10傑は(1)オーバル <7727>、(2)CEHD <4320>、(3)大黒天 <2791>、(4)朝日インテク <7747>、(5)HEROZ <4382>、(6)大幸薬品 <4574>、(7)オークネット <3964>、(8)JINSHD <3046>、(9)アイスタイル <3660>、(10)エフピコ <7947>

【大引け】

日経平均は前日比44.04円(0.16%)安の2万7655.21円。TOPIXは前日比0.04(0.00%)安の1943.17。出来高は概算で8億6989万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1064、値下がり銘柄数は682となった。東証マザーズ指数は701.39円(2.46円高)。

[2022年7月26日]

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