10万円以下で買える、財務健全&低PER 29社【スタンダード】編 <割安株特集>

特集
2022年7月31日 16時00分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業が数多くあることには留意したい。

東証スタンダード上場企業では797銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が10倍以下の銘柄に絞り込んだ。

下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額80億円以上、(3)株主資本比率が55%以上、(4)予想PERが10倍以下――を条件に投資妙味が高まる29社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは29日現在)

29日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全・低PER【プライム】編」も併せてご覧ください。

最低投資 株主資本  予想

コード 銘柄名      金額   比率   PER

<9479> インプレス   21500   58.7   9.7

<5363> TYK     27900   67.3   6.9

<4231> タイガポリ   42700   67.2   8.9

<9709> NCS&A   51700   56.3   9.4

<7315> IJTT    52600   59.2   8.0

<9845> パーカー    54800   61.5   6.5

<6489> 前沢工業    61800   61.7   5.1

<6488> ヨシタケ    66300   85.0   8.3

<5951> ダイニチ工業  66400   89.8   9.8

<9029> ヒガシ21   68800   58.0   8.1

<5237> ノザワ     71500   66.0   8.2

<5984> 兼房      73300   80.5   7.5

<1967> ヤマト     77700   75.2  10.0

<3447> 信和      78700   67.2   7.5

<3955> イムラ封筒   79800   74.6   7.3

<7463> アドヴァンG  81000   70.3   9.0

<9368> キムラユニテ  81400   57.8   7.7

<7643> ダイイチ    84000   66.5   8.1

<9078> エスライン   85200   61.6   8.1

<7841> 遠藤製作所   85300   81.9   5.7

<1770> 藤田エンジ   88800   57.1   6.5

<7636> ハンズマン   89800   80.5   7.9

<1828> 田辺工業    90300   55.2   5.7

<3435> サンコテクノ  92300   73.8   6.9

<5388> クニミネ    93900   83.1   8.6

<6670> MCJ     94200   61.3   9.1

<6677> エスケーエレ  95300   69.4   6.6

<3023> ラサ商事    97200   61.0   7.8

<4992> 北興化     97500   58.2  10.0

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

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