メタルアートしっかり、国内・ASEAN市場の堅調推移で上期業績予想を上方修正
メタルアート<5644>はしっかり。前週末12日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を184億円から196億円(前年同期比24.4%増)へ、営業利益を8億3000万円から12億円(同17.5%減)へ、純利益を5億4000万円から8億3000万円(同16.3%減)へ上方修正した。
半導体供給不足や欧州における地政学的リスクの経済への影響などの懸念材料があるものの、国内・ASEAN市場が堅調に推移し足もと売上高の増加及び原価低下の効果により業績予想を引き上げる。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高376億円(前期比7.4%増)、営業利益21億2000万円(同33.9%減)、純利益13億9000万円(同37.3%減)の従来見通しを据え置いた。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高94億9200万円(前年同期比16.0%増)、営業利益7億7200万円(同13.7%減)、純利益5億5200万円(同6.6%減)だった。自動車部門・建設機械部門ともにコロナからの回復に後押しされ増収となったものの、資源価格の高騰によるコスト増、開発・新事業への投資強化などが利益を圧迫した。