極東貿易---1Qは増収、産業素材関連部門と機械部品関連部門が増収に

材料
2022年8月15日 13時51分

極東貿易<8093>は10日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.4%増の93.75億円、営業損失が0.02億円(前年同期は0.11億円の利益)、経常利益が同19.8%増の2.58億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同30.4%増の1.47億円となった。「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2021年3月31日)等を前第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、売上高及び利益に大きな影響が生じるため2022年3月期第1四半期の対前年同四半期増減率の記載はない。

産業設備関連部門の売上高は21.35億円(前年同期比7.19億円減)、セグメント損失は2.08億円(同0.16億円減)となった。海外プラント向け重電事業が昨年度に引き続き好調に推移したが、ロシアEVバス向けリチウムイオン電池事業がウクライナ問題の影響を受け大きく落ち込んだことに加え、自動車業界向け検査装置事業の受注が伸び悩んだ。

産業素材関連部門の売上高は29.89億円(前年同期比6.56億円増)、セグメント利益は0.44億円(同0.23億円増)となった。新型コロナウイルスの世界的感染拡大により国内外ともに大きく落ち込んだ自動車業界向け樹脂・塗料事業は、北米および国内向けにおいて持ち直しが見られた。

機械部品関連部門の売上高は42.50億円(前年同期比2.84億円増)、セグメント利益は1.61億円(同0.22億円減)となった。建設機械向けや産業機械向けが引き続き好調に推移したが、ばね関連事業の落ち込みに加え、新型コロナウイルスにより停滞していた営業活動を再開し、積極的に展開したことから販売費及び一般管理費が増加した。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.8%増の420.00億円、営業利益が同18.5%増の9.00億円、経常利益が同0.3%増の13.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.9%増の10.00億円とする期初計画を据え置いている。

《EY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.