セルシードは大幅続伸、国立成育医療研究センターと検体提供契約で合意
セルシード<7776>が大幅続伸となっている。同社は15日、産業利用に対応した多指(趾)症手術時の切除組織の継続的な供給と事業化に向けた体制の構築を目的に、国立成育医療研究センターと検体提供に関する契約の基本事項について合意したと発表。これが材料視されているようだ。
この合意により、今後は同種軟骨細胞シート(患者自身の細胞組織を採取して製造する自己細胞シートとは異なり、他人から採取した細胞組織により製造する細胞シート)の治験及び製造販売に向けて、原料となるヒト組織の供給を継続的に受けることが可能になるという。同社は同種軟骨細胞シートによる変形性膝関節症の治療への貢献を目指して、22年末の治験届提出に向け準備を進めるとしている。