「量子コンピューター」が17位にランク、ノーベル物理学賞は量子情報科学分野を開拓した欧米3氏に<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「量子コンピューター」が17位となっている。
スウェーデン王立科学アカデミーは4日、2022年のノーベル物理学賞を仏パリ・サクレー大学のアラン・アスペ教授、米クラウザー研究所のジョン・クラウザー博士、オーストリア・ウィーン大学のアントン・ツァイリンガー教授の3氏に授与すると発表した。量子もつれに関する実験などで量子情報科学の分野を開拓したことが受賞理由で、量子技術の新時代の基礎をつくったことが評価された。
量子とは、粒子と波の性質を併せ持つ極めて小さな物質やエネルギーの単位のことをいう。量子もつれは、ペアになった量子の一方の状態が決まると、もう一方に瞬時に伝わる現象で、量子コンピューターなどの技術開発の土台となっている。量子コンピューターは、量子力学の現象を利用して並列計算を実現するもので、従来のコンピューターでは答えを導き出すのに膨大な時間を要する問題でも短時間で解けるようになる可能性があり、さまざまな分野での活用が期待されている。
岸田首相が3日に行った所信表明演説で、国家戦略・国家目標の策定を進めてきた量子、人工知能(AI)、バイオなどの分野で、官民の投資をこれまで以上に進めていくための方策を早急に具体化すると表明したこともあり、フィックスターズ<3687>、テラスカイ<3915>、NEC<6701>、富士通<6702>、エヌエフホールディングス<6864>といった関連銘柄をマークしておきたい。