話題株ピックアップ【夕刊】(1):バンクオブイ、サイボウズ、シマノ

注目
2022年10月26日 15時13分

■バンクオブイ <4393>  10,320円  +3,180 円 (+44.5%)  本日終値

バンク・オブ・イノベーション<4393>は6連騰と連日で年初来高値を更新。正午ごろ、18日にリリースした新作大型PRG「メメントモリ」の課金高(速報値)が23日までの6日間で18億円になったと発表しており、これが好感された。

■リョーサン <8140>  2,660円  +315 円 (+13.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ

リョーサン<8140>は急伸で年初来高値を更新。25日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を2650億円から3000億円(前期比10.0%増)へ、営業利益を70億円から130億円(同46.8%増)へ、最終利益を48億円から70億円(同30.6%増)へ上方修正したことが好感された。上期において商材の確保で市場ニーズを取り込み、幅広い分野の販売が伸長したことに加え、円安の影響などが要因としている。同時に中間・期末各50円の年100円としていた配当予想について、中間・期末各75円の年150円にすると発表した。前期実績に対しては30円の増配となる予定だ。

■サイボウズ <4776>  1,884円  +135 円 (+7.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位

サイボウズ<4776>が急反発し年初来高値を更新。25日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を218億4400万円から219億6400万円(前期比18.8%増)へ、営業損益を3億円の赤字から2億5400万円の黒字(同82.4%減)へ、最終損益を6億500万円の赤字から1億6900万円の赤字(前期5億5100万円の黒字)へ上方修正したことが好感された。クラウドサービスを中心に売上高が予定よりも好調に推移していることに加えて、人件費、広告宣伝費、オフィス関連費など各投資施策で年内に費消しないことが確定した予算が積み上がってきたことが要因。また、半導体不足の影響でサーバー機材などの納品が遅れたことにより、減価償却費が想定を下回っていることもプラスに働くとしている。

■NOK <7240>  1,206円  +77 円 (+6.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位

NOK<7240>が続急伸。25日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を7408億円から7569億円(前期比10.9%増)へ、営業利益を223億円から233億円(同25.6%減)へ、純利益を195億円から227億円(同12.1%減)へ上方修正したことが好感された。為替の影響などにより電子部品事業の売上高・利益が計画を上回ることに加えて、コスト抑制の効果も見込まれるとしている。また、上期に為替差益や有価証券売却益を計上したことも寄与する。

■デンカ <4061>  3,425円  +205 円 (+6.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率10位

デンカ<4061>が急伸。同社は25日取引終了後、セメント事業から撤退すると発表した。セメント販売事業などは新たに100%子会社を設立し、その全株を太平洋セメント<5233>に譲渡する。25年上期をメドにセメント生産を終了する。この決定に伴い、減損損失など約190億円を今3月期第3四半期以降に計上する。この日は、需要が低迷するセメント事業からの撤退を前向きに評価する買いが流入した様子だ。

■タカラバイオ <4974>  1,770円  +105 円 (+6.3%)  本日終値

タカラバイオ<4974>が大幅反発。25日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の277億4400万円から325億円(前年同期比3.0%増)へ、営業利益が86億4100万円から108億円(同23.4%減)へ、純利益が63億5400万円から85億円(同15.1%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。新型コロナウイルス感染症感染拡大第7波の影響を受けて、関連する検査製品の売り上げが計画を上回ったことが要因としている。

■シマノ <7309>  22,690円  +1,110 円 (+5.1%)  本日終値

シマノ<7309>大幅高。25日取引終了後、22年12月期の業績予想の修正を発表、営業利益段階で従来予想の1610億円から1635億円に増額した。前期は営業8割増益と急拡大したが、発射台が高くなったにもかかわらず、そこから更に10%強の2ケタ成長を果たす見通しとなった。なお、今期の最終利益は前期比18%増の1363億円を見込む。同社は自転車部品の世界トップメーカーだが、高価格帯の商品を中心に旺盛な需要が続いており、足もとで為替のドル高メリットも享受している。同社の海外売上高比率は90%を占めており恩恵が大きい。

■PI <4290>  680円  +33 円 (+5.1%)  本日終値

プレステージ・インターナショナル<4290>が大幅続伸。25日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を520億円から530億円(前期比13.4%増)へ、営業利益を74億円から79億円(同15.5%増)へ、純利益を45億円から49億円(同12.5%増)へ上方修正し、あわせて中間4円50銭・期末5円の年9円50銭としていた配当予想を中間・期末各5円の年10円に引き上げたことが好感された。従来予想では、新型コロナウイルス感染防止対策に伴う地方自治体を中心としたワクチン接種に関する受託業務が9月末までに全て終了することを想定していたが、政府の方針に沿って第4回目のワクチン接種実施が決定。それに伴い、カスタマー事業でワクチン接種に関する受託業務の継続及びその他取引先の新たな業務アウトソースの需要が高まり、計画外の新規業務受託量が増加したことが要因という。更に、金融保証事業を運営するイントラストの業績が計画を上回って推移していることも寄与する。

■オービック <4684>  22,570円  +1,070 円 (+5.0%)  本日終値

オービック<4684>は大幅高。1月5日につけた2万2160円を上回り、約9カ月ぶりに年初来高値を更新した。25日の取引終了後に23年3月期上期(4~9月)決算を発表。営業利益が前年同期比16.5%増の307億1800万円となったことが好感されたようだ。売上高も同12.7%増の490億7600万円と増加した。大手・中堅企業への新規顧客開拓が進み、主力の統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」のシステム構築売り上げが堅調だった。また、クラウドソリューションを中心にソフトウェアやハードウェアの「運用支援・保守サービス等」が好調に推移した。

■ウイングアーク1st <4432>  2,331円  +100 円 (+4.5%)  本日終値

ウイングアーク1st<4432>が年初来高値を更新した。26日、電子インボイスなどをネットワークでやり取りする国際的な標準仕様「Peppol」のサービスプロバイダーとして、デジタル庁から認定されたと発表。これを材料視した買いが入った。同社製品を利用する顧客が電子インボイスを送受信する際に、Peppolによる送受信もできるようになり、企業間取引の業務効率化などが期待できるという。

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