「電気自動車充電器」が5位にランク、パナHDなどインフラ整備の取り組み相次ぐ<注目テーマ>
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10 TOPIXコア30
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電気自動車充電器」が5位となっている。
民間企業による充電インフラ整備の取り組みが相次いでいる。直近ではパナソニック ホールディングス<6752>傘下のパナソニックが24日、電気自動車(EV)充電インフラのシェアリングサービス「everiwa Charger Share(エブリワ・チャージャー・シェア)」を11月29日から開始し、EVチャージャーを設置するホストの募集を始めると発表。EV普及のネックとなっている基礎充電インフラを整備するとしており、23年春にはユーザー向けのサービス開始を予定している。
また、ENECHANGE<4169>はEV充電インフラ整備を加速するため、宿泊施設のトータルコーディネートを展開しているJTB商事(東京都中野区)とパートナー契約を締結。東京ガス<9531>はIHI扶桑エンジニアリング(東京都江東区)製の二・多段式駐車装置にEV充電サービス「EVrest(イーブイレスト)」の提供を開始することを明らかにしている。
政府が掲げる50年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を実現するためには、電動化を通じた自動車からの二酸化炭素(CO2)削減が欠かせない。「35年までに乗用車新車販売で電動車100%」との目標に向けた取り組みのカギを握る充電インフラの整備では、22年3月末時点で約3万基ある充電器を30年までに15万基に増やす方針が示されている。
これが企業の関心の高さにつながっており、オリックス<8591>がEV充電サービスの管理・運営を手掛けるユビ電(東京都港区)に出資したほか、ブイキューブ<3681>がEV充電サービスのプラゴ(東京都品川区)と資本・業務提携するといった動きも出ている。