豊田通商が急反発、23年3月期最終利益及び配当予想を上方修正
豊田通商<8015>が急反発している。前週末28日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、純利益を2100億円から2700億円(前期比21.5%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各81円の年162円を予定していた配当予想を中間・期末各96円の年192円に引き上げたことが好感されている。自動車生産関連、自動車販売及び電力事業の業績が好調で、上期業績が想定よりも堅調に推移したことが要因としている。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高4兆9077億円(前年同期比31.1%増)、営業利益2079億8300万円(同39.2%増)、純利益1512億8000万円(同18.6%増)だった。自動車販売の増加に加えて、金属市況や欧州電力価格の上昇が貢献した。