TOTOが4日続落、原材料価格高騰の影響大きく上期営業利益は減益着地
TOTO<5332>が4日続落している。前週末28日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結決算を発表しており、営業利益は206億4900万円(前年同期比22.4%減)と減益減益となったことが嫌気されている。
売上高は国内住宅向け需要堅調などで3276億8800万円(同5.9%増)となったが、特に国内において原材料価格高騰の影響が大きく減益を余儀なくされた。ただ、グローバル住設事業(日本・海外)で部品調達や原材料価格の影響が予想よりも小さかったことや、新領域事業で半導体需要が増加したことで、営業利益は従来予想の150億円を上回って着地した。
なお、23年3月期の連結業績予想については、上期の実績や海外市況の見通しを考慮して売上高を7100億円から7170億円(前期比11.1%増)へ上方修正したものの、営業利益は540億円(同3.5%増)の従来見通しを据え置いている。