洋缶HDが急落、原材料高など反映し23年3月期最終益83%減に下方修正
東洋製罐グループホールディングス<5901>が急落。10月31日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益予想を130億円から75億円(前期比83.1%減)に下方修正し、嫌気された。原材料やエネルギーコストの想定を見直し、業績予想に反映した。一方、売上高は8970億円から9000億円(同9.5%増)に見通しを引き上げた。年間配当予想は1円増配の89円で据え置いた。
4~9月期の連結決算は、売上高は前年同期比10.1%増の4508億1700万円、最終利益は同46.3%減の124億7000万円だった。売上高は計画下振れ、最終利益は計画上振れで着地した。価格改定の効果が利益を押し上げたとしている。