メルカリが3連騰、第1四半期営業利益3.7倍とクレジットカード事業参入を好感
メルカリ<4385>が3連騰している。10月31日の取引終了後に発表した第1四半期(7~9月)連結決算が、売上高400億2900万円(前年同期比19.0%増)、営業利益31億1900万円(同3.7倍)、最終利益4億1200万円(前年同期1億1900万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感されている。
「メルカリ」アプリ内部の大幅なアップデートに加えて、BtoCでショップをサポートする機能の改善を行った結果、マーケットプレイス事業のGMV(流通取引総額)が前年同期比8.0%増の2204億円に増加したことが牽引した。また、クレジット事業の順調な伸長により、フィンテック事業の調整前営業損益が2四半期連続で黒字化したことも寄与した。なお、23年6月期通期業績予想は引き続き非開示としている。
同時に、子会社メルペイがクレジットカード事業を11月中に開始すると発表した。独自の特徴を持つ与信事業をさらに拡大することを目的としており、マーケットプレイス事業における商品の売買、フィンテック事業における決済・与信の連携を強化し、グループシナジーの最大化を目指している。