双日は後場上げ幅拡大、石炭市況や為替水準など好影響し23年3月期最終利益予想を上方修正
双日<2768>は後場上げ幅を拡大している。午後0時30分ごろ、23年3月期の連結業績予想について、最終利益を850億円から1100億円(前期比33.6%増)へ上方修正したことが好感されている。足もとで各セグメントの事業全般が堅調に推移していることに加えて、石炭市況や為替水準などによる業績への好影響が見込まれることが要因としている。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1兆2733億円(前年同期比27.2%増)、純利益788億7600万円(同99.9%増)だった。石炭価格の上昇による金属・資源・リサイクル事業の伸長に加えて、合成樹脂取り引きの増加やメタノール価格の上昇による化学の増収、木材や肥料価格の上昇による生活産業・アグリビジネスの伸長などが寄与した。