タムラは3連騰で新値街道まい進、次世代パワー半導体で先駆し足もとの業績絶好調
タムラ製作所<6768>が3連騰で連日の年初来高値更新。前日は売買高360万株弱に急増させ62円高と値を飛ばしたが、きょうもその余勢を駆って上値指向を鮮明としている。世界的な脱炭素への取り組みを背景に、パワー半導体の市場が急拡大している。そのなか、次世代パワー半導体の有力候補に目されるβ型酸化ガリウムパワー半導体の研究開発で業界を先駆しており、同社のカーブアウトベンチャーであるノベルクリスタルテクノロジーは複数の上場企業などからの出資を受けている。足もとの業績も会社側の想定を上回り絶好調で推移、23年3月期営業利益は従来予想の30億円から45億円と期初見通しから5割増しの大幅増額修正を行い、前期比で3倍近い急拡大を見込む。