ベルクが年初来高値を更新、10月既存店売上高の相対的な強さを意識
ベルク<9974>が1月につけた年初来高値を更新した。同社は埼玉県を地盤に食品スーパー事業を手掛けている。朝方から堅調に推移していたなか、午後1時に日本スーパーマーケット協会など業界3団体が10月の全国食品スーパー売上高を発表。速報・既存店ベースでは前年同月比1.4%増と、3カ月ぶりに前年実績を上回った。一方、ベルクが11日発表した10月の既存店売上高は同3.0%増と、伸び率は相対的に高いこともあって、今後の業績上振れを期待した買いが株価の支えとなっているようだ。
同社の10月の全店売上高は同7.5%増だった。また、10月7日に発表した23年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算は、最終利益が前年同期比7.1%減の48億7500万円。通期の計画に対する進捗率は55%台となっている。