注目銘柄ダイジェスト(前場):アサヒ衛陶、JESHD、ユーグレナなど

市況
2023年1月20日 11時39分

大成建<1801>:4255円(+155円)

大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「アンダーウェイト」から「オーバーウェイト」に2段階格上げ、目標株価も3300円から4730円に引き上げている。建設株はこれまで粗利率の低下が続いてきたが、今後は製造業の国内回帰などを背景に上昇に転じると予想、業界投資判断を「アトラクティブ」に引き上げ。同社は相対的にも底堅い建築工事粗利益率が期待しやすいとしている。同証券では清水建設、鹿島も格上げ。

アサヒ衛陶<5341>:588円(-33円) 585 -36

大幅反落。前日に22年11月期の決算を発表、営業損益は1.9億円の赤字で前期比1.8億円の損益悪化、13日の下方修正水準で着地している。一方、23年11月期は0.7億円の黒字に転換する見通しとしているが、下方修正後の株価推移からも今年度の改善期待は十分に織り込まれていたとみられ、特段のサプライズにはつながっていない。Oakキャピとの包括的業務提携も発表しているが、決算を受けての出尽くし感が強い状況に。

富士通ゼ<6755>:3685円(+120円)

大幅続伸。富士通が同社の売却手続きを開始し、本日一次入札が行われることが分かったと報じられている。入札には複数のプライベートエクイティや戦略的投資家が関心を示す見込みともされている。富士通の保有株売却方針は昨年10月に伝わり、今月11日には早期売却の意向も伝わっていた。サプライズはないものの、売却に向けた順調な進展が確認されたことで、あらためてプレミアムへの期待が高まる方向に。

JESHD<6544>:1764円(+133円)

大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断を「1」、目標株価を2500円として新規にカバレッジを開始している。株価は調整局面を迎えているものの、今後5年間の保守契約台数オーガニック成長率予想は年平均13.2%と成長トレンドに陰りはないとみており、今後もリニューアル業務の貢献で高成長の維持が期待できると考えているようだ。今後半導体不足の解消で保守契約台数の増加による増収が反映されれば、カタリストになるとしている。

ユーグレナ<2931>:1015円(+75円)

大幅続伸。新株とCBの発行で計約78億円を調達と発表。CBは48億円分を発行、マツダが28億円、第一生命が20億円を引き受け。また、新株は丸井グループが約20億円、ロート製薬が約10億円を引き受けるもよう。マツダとはすでに連携関係にあり、CB転換後は出資比率が2.46%となる。丸井グループ、ロート製薬とは新たに業務提携を行う。調達資金はマレーシアで建設を予定するバイオ燃料の製造プラントの関連資金に充当へ。

ステラファーマ<4888>:401円(+11円)

大幅に4日続伸。血管肉腫を対象とするホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の国内第2相臨床試験で、最初の被験者への照射が完了したと発表している。血管肉腫は、血管の内皮細胞から発生するがん。リゾートトラスト<4681>の子会社CICS(東京都江東区)の中性子照射装置とステラファーマのホウ素薬剤を用いたBNCTの奏効率を評価することが目的で、国立がん研究センター中央病院で症例数10例を目標に単群試験が実施されている。

東京通信<7359>:1417円(+50円)

大幅に4日続伸。推し活×メッセージアプリ「B4ND(ビヨンド)」(β版)を2月にリリースする予定と発表している。推し活は、自分が好きなアーティストやキャラクターをグッズやイベント、ファンレターなどで応援する活動。ビヨンドのユーザーは多様なジャンルのアーティストと双方向のコミュニケーションができるという。また、4月1日を効力発生予定日として会社分割方式で持株会社体制へ移行することも開示している。

ブロードマインド<7343>:1122円(+18円)

大幅に続伸。新たに株主優待制度を導入すると発表している。自社株式への投資の魅力を高め、中長期的に保有する株主の増加を図る。毎年3月末に400株以上を保有する株主が対象で、特設ウェブサイト「ブロードマインド・プレミアム優待倶楽部」を通じてポイント数に応じた優待品を贈呈する。1ポイントは約1円相当で、400-599株で4000ポイント、600-799株で6000ポイント、800-1999株で1万5000ポイント、2000株以上で4万ポイント。

《ST》

提供:フィスコ

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