話題株ピックアップ【夕刊】(3):チムスピ、エレメンツ、サンオータス

注目
2023年1月20日 15時17分

■チームスピリット <4397>  394円  +80 円 (+25.5%) ストップ高   本日終値

チームスピリット<4397>がストップ高。19日取引時間終了後、モルガン・スタンレーMUFG証券による大量保有が明らかとなり、これを材料視した買い注文が集まったようだ。同証券が同日に財務省に提出した大量保有報告書によると、チムスピ株式の保有割合は5.28%となった。報告義務発生日は13日となっている。

■ELEMENTS <5246>  632円  +100 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値

ELEMENTS<5246>がストップ高。同社は19日、子会社LiquidがDigital Platformer(東京都新宿区、以下DP)やSBテクノロジー<4726>子会社のサイバートラストと連携し、福井県へ分散型ID「MyDID」の提供などのサービスを提供すると発表しており、これを好感した買いが入った。福井県で提供する「MyDID」は、DPが提供するブロックチェーン技術を採用した分散型IDで、今回の福井県の取り組みではeKYCを通し本人認証をする。商用として実装されるのは国内で初で、DPが「MyDID」の提供を行い、Liquidが提供する本人確認サービスやサイバートラストの「iTrust 本人確認サービス」と連携することで本人認証を行う。「MyDID」の提供のほか、35万人規模の自治体におけるカーシェアの実証実験や、飲食のイベントにおける利用などを行う予定だ。また、この日にはLiquidがソフトバンク<9434>子会社のSBペイメントサービスと業務提携したと発表しており、これも好材料視された。Web3.0サービスを提供する事業者に対して、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を提供し、SBペイメントによるオンライン決済サービスの加盟店審査と決済サービスの提供までをシームレスに行うことができるようにしたという。

■サンオータス <7623>  526円  +80 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値

サンオータス<7623>がストップ高。警察庁が19日、一定の条件を満たす電動キックボードについて、運転免許なしでの公道走行を7月から解禁する方針を示したことが引き続き好材料視された。改正道路交通法の施行により電動キックボードを新たに「特定小型原動機付自転車」と区分し、最高速度が時速20キロメートル以下などの一定条件を満たした電動キックボードは、16歳以上であれば免許不要で乗車できるようにする。同社は電動キックボードのシェアリングサービスを展開しており、関連銘柄の代表格として買われている。

■エムケー精工 <5906>  399円  +52 円 (+15.0%)  本日終値

エムケー精工<5906>が急伸し、昨年来高値を更新した。20日付の日本経済新聞朝刊が「エムケー精工の2023年3月期の連結純利益は8億5000万円前後と16年ぶりに最高益を更新する見通しだ」と報じた。会社側の最終利益予想(6億円)を上回る水準となっており、これを好感した買いが入ったようだ。報道によると、ガソリンスタンドの設備投資を国が支援する事業が追い風となり、主力製品の洗車機の受注が増えたという。

■東京通信 <7359>  1,549円  +182 円 (+13.3%)  本日終値

東京通信<7359>は4連騰。19日の取引終了後、アーティストとファンの間で双方向のコミュニケーションを実現する推し活×メッセージアプリ「B4ND」のβ版を2月にリリースすると発表しており、好材料視された。これまでにも、アイドルグループ単位ごとのコミュニケーションサービスは多くリリースされているが、「B4ND」は多種多様なジャンルのアーティストを横断的に網羅しており、ユーザーは推し活の1つとしてアーティストとの双方向のコミュニケーションを同アプリで完結することが可能になるのが特徴。また、これまで実現できなかった1対1のクローズドなコミュニケーション環境により、個々のファンの存在を“認知できる”新しいファンコミュニケーションの価値を提供することでファンエンゲージメントを高め、それによって得られる収益を最大限、アーティストに還元することで活動の継続化、永続化を支援するとしている。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■POPER <5134>  752円  +82 円 (+12.2%)  本日終値

POPER<5134>が高い。19日の取引終了後、FCE Holdings<9564>のグループ会社FCEエデュケーションとの間で、教育現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けて業務提携したと発表。これを材料視する向きがあるようだ。両社は互いの経営資源を相互に活用し、学校や学習塾といった幅広い教育現場に対して教務・校務(バックオフィス)面でのDX化を促進する。POPERが提供するSaaS型業務管理プラットフォーム「Comiru(コミル)」、FCEエデュケーションが手掛ける中高生向けデジタル手帳「フォーサイトアプリ」それぞれの有償提供について、取り組みを進めていく。

■ステラファーマ <4888>  408円  +18 円 (+4.6%)  本日終値

ステラファーマ<4888>が4日続伸。19日の取引終了後、血管肉腫に対するBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の国内第2相臨床試験において、最初の被験者への照射が完了したと発表しており、好材料視された。同治験は、BNCTやがん治療を専門とするリゾートトラスト<4681>子会社のCICSと実施しており、切除不能な血管肉腫を対象にBNCTの奏効率を評価することが目的。現在のところ、血管肉腫においては化学放射線療法や放射線による治療が困難な場合、局所制御に有効な治療法は確立されていないことから、新たな治療法としてBNCTの適応拡大が期待されている。

■ジェイフロンティア <2934>  2,303円  +90 円 (+4.1%)  本日終値

ジェイフロンティア<2934>が反発。同社は19日、茨城県が開設した臨時発熱外来に、オンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU(ソクヤク)」を提供すると発表しており、これが材料視されたようだ。これにより、希望者は「ソクヤク」アプリを通じて、医師によるオンライン診療をはじめ、服薬指導の受診、処方薬配送サービスの利用が可能になるという。

■ブロードマインド <7343>  1,148円  +44 円 (+4.0%)  本日終値

ブロードマインド<7343>が続伸。19日の取引終了後に、23年3月期末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感された。毎年3月末時点で4単元(400株)以上を保有する株主を対象に、株主専用の特設サイトでこだわりグルメやスイーツ、飲料類、銘酒、家電製品、選べる体験ギフトなど5000種類以上の商品と交換できる優待ポイントを保有株数に応じて4000~4万ポイント贈呈するとしている。

■ひらまつ <2764>  190円  +7 円 (+3.8%)  本日終値

ひらまつ<2764>が続伸。19日取引時間終了後、単体の月次速報を発表し、好感されたようだ。12月度の全社売上高は12億5200万円となり、同社の月次売上高としては歴代2位、12月度としては歴代1位となった。行動制限が緩和されるなかにあって、レストラン事業やブライダル事業、ホテル事業の既存店売上高が前年と比べ増加したという。

●ストップ高銘柄

ベースフード <2936>  399円  +80 円 (+25.1%) ストップ高   本日終値

阿波製紙 <3896>  610円  +100 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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