「半導体商社」が17位、日の丸半導体復活で再注目場面に<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体商社」が17位となっている。
半導体関連銘柄はここ市況の軟化を織り込む一方、来期以降の回復を先取りする買いが観測され、利益成長力の高い半導体製造装置の主力銘柄などを中心にリバウンド狙いの買いが入っている。そうしたなか、最先端半導体の国産化を目指す半導体新会社ラピダスが北海道に工場を建設する方針を固めたことが伝わったことで、新たな半導体設備投資需要の発現が製造装置などの関連メーカーに追い風となることが期待されている。世界的な半導体の在庫調整進捗に向けた思惑とは別に、最先端分野における日の丸半導体の復活は、関連株を強く刺激する形となりそうだ。
この流れはメーカーだけにとどまらない。半導体製品を取り扱う半導体商社にも物色の矛先が向いている。また、半導体商社は商社という業態もあって、PERやPBRが極めて割安圏に位置している銘柄も多い。東証が今春をメドにPBRが継続的に1倍を割り込んでいる上場企業に対し、改善策及びその進捗状況について開示する要請案を明示したことで、ここ最近の東京市場では低PBR株の水準訂正高の動きが顕在化しており、半導体商社はそのテーマ買いの流れにも乗りやすい。
関連株としては丸文<7537>、佐鳥電機<7420>、協栄産業<6973>、ミタチ産業<3321>、東京エレクトロン デバイス<2760>、マクニカホールディングス<3132>、新光商事<8141>、栄電子<7567>などが挙げられる。