東京産業が急反落、23年3月期業績予想を下方修正
東京産業<8070>が急反落している。17日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を800億円から650億円(前期比10.4%増)へ、営業利益を37億円から30億円(同23.3%増)へ、純利益を27億円から5億円(同59.0%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
電力事業において、バイオマス燃料供給事業が燃料の調達先である東南アジアにおける水害などの影響を受けて計画通り進まなかったことに加えて、環境・化学・機械事業において受注済みの太陽光発電所工事の進捗が想定を下回ったことや新規案件の受注が計画を下回ったことなどが要因としている。更に、連結子会社で計画中の太陽光発電事業に関し、事業の見通しが不透明であることから、再生可能エネルギー事業に係る固定資産(建設仮勘定)について、約16億円の特別損失を計上する見込みであることも響くとしている。