イオンモールの23年2月期は一転最終減益へ、電気料金高騰や中国での減損損失が響く
イオンモール<8905>はこの日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想の修正を発表し、最終利益の見通しを230億円から129億円(前期比33.1%減)に引き下げた。増益予想から一転して最終減益を見込む。国内では消費トレンドの低迷とともに、電気料金の高騰も響いた。中国ではゼロコロナ政策を受けた行動規制を背景とする臨時休業などの影響を大きく受けた。
売上高は4040億円から3982億円(同25.7%増)に見通しを下方修正した。世界的な金利上昇により減損判定時に使用する割引率が上昇し、中国の一部モールにおいて減損損失27億円を計上する見込みとなったことも、利益の押し下げ要因となる。