【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、米株高や円安で2万9000円台を回復 (5月1日)

市況
2023年5月1日 18時24分

日経平均株価

始値  29058.05

高値  29145.89(15:00)

安値  29016.83(10:49)

大引け 29123.18(前日比 +266.74 、 +0.92% )

売買高  12億2921万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆1184億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は3日続伸、2万9000円大台を回復

2.前週末の米株高受け投資家心理が強気優勢に

3.為替市場での急速な円安も追い風材料となる

4.GWの狭間で、米地銀破綻受け慎重ムードも

5.個別は74%が上昇、売買代金3兆円台が続く

■東京市場概況

前週末の米国市場ではNYダウは前日比272ドル高と続伸した。インテル<INTC>などの企業決算が好感され買いが優勢となった。

週明けの東京市場では、終始買い優勢の地合いだった。日経平均株価は寄り付きに2万9000円大台を回復し、その後も大台を割り込む場面はなかった。

1日の東京市場は、投資家のリスク選好ムードが高まり、日経平均は上値指向の強い地合いだった。寄り付きに2万9000円台に乗せ、前場に若干伸び悩む場面はあったものの、後場は再び頑強な展開で本日の高値圏で売り物をこなしきった。前週末の米国株市場でNYダウをはじめ主要株価指数が揃って上昇、更に外国為替市場で急速に円安が進行したことが、全体相場に追い風となった。ゴールデンウィークの狭間で、新たに渦中の米地銀が破綻するなど不安材料も意識されたが、一方では低PBR株や好決算企業などが個別に買われ、物色意欲の強さを物語った。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の74%を占めた。売買代金は前週後半から3営業日連続で3兆円を上回るなど、ここにきて活況となっている。

個別では、メルカリ<4385>が商いを膨らませ大幅高に買われたほか、ソフトバンクグループ<9984>も堅調。キーエンス<6861>の上げ足も目立った。NEC<6701>が大きく上値を追い、日立製作所<6501>も高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を上げた。遠藤照明<6932>がストップ高に買われ、アイ・エス・ビー<9702>も急騰。ポーラ・オルビスホールディングス<4927>、インフォマート<2492>なども値を飛ばした。

半面、レーザーテック<6920>が朝高後に値を消し続落歩調となっているほか、ソニーグループ<6758>も冴えない。商船三井<9104>も売りが優勢。ソシオネクスト<6526>が安く、村田製作所<6981>も下値を探った。キャリアデザインセンター<2410>が値下がり率トップに売り込まれ、テクノプロ・ホールディングス<6028>、エムスリー<2413>などが大幅安。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はTDK <6762>、ダイキン <6367>、信越化 <4063>、アドテスト <6857>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約83円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413>、ソニーG <6758>、第一三共 <4568>、村田製 <6981>、アルプスアル <6770>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約36円。うち20円はエムスリー1銘柄によるもの。

東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は海運業、金属製品、ガラス土石製品の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)陸運業、(2)空運業、(3)機械、(4)化学、(5)精密機器。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)その他製品、(2)パルプ・紙、(3)サービス業、(4)不動産業、(5)鉱業。

■個別材料株

△日本電設 <1950> [東証P]

24年3月期営業益予想40%増で5円増配へ。

△Aiming <3911> [東証G]

1-3月期業績の計画上振れを好感。

△メルカリ <4385> [東証P]

23年6月期最終黒字83億円で2期ぶり最高益更新。

△PBシステム <4447> [東証G]

SaaS用プライベートクラウド基盤の大型案件を受注。

△サクサ <6675> [東証P]

23年3月期業績予想と期末一括配当計画を上方修正。

△NEC <6701> [東証P]

今期最終は22%増益、10円増配へ。

△コスモス <6772> [東証S]

前期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ。

△遠藤照明 <6932> [東証P]

今期大幅営業増益・増配計画を好感。

△アイエスビー <9702> [東証P]

上期経常を一転7%増益に上方修正・最高益。

△ギックス <9219> [東証G]

今期営業利益3.3倍に上方修正。

▼Gキッズ <6189> [東証P]

23年9月期利益予想を下方修正。

▼セルシード <7776> [東証G]

同種軟骨細胞シートの治験届提出が計画より遅延。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)遠藤照明 <6932>、(2)アイエスビー <9702>、(3)メルカリ <4385>、(4)サクサ <6675>、(5)NEC <6701>、(6)日本電設 <1950>、(7)ひらまつ <2764>、(8)ポーラHD <4927>、(9)インフォMT <2492>、(10)クイック <4318>

値下がり率上位10傑は(1)キャリアデザ <2410>、(2)Gキッズ <6189>、(3)エンプラス <6961>、(4)テクノプロH <6028>、(5)エフピコ <7947>、(6)ユナイテド海 <9110>、(7)エムスリー <2413>、(8)日本調剤 <3341>、(9)特殊陶 <5334>、(10)ITメディア <2148>

【大引け】

日経平均は前日比266.74円(0.92%)高の2万9123.18円。TOPIXは前日比20.58(1.00%)高の2078.06。出来高は概算で12億2921万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1355、値下がり銘柄数は417となった。東証マザーズ指数は741.72ポイント(3.52ポイント安)。

[2023年5月1日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.