「生成AI」が1位、G7サミットでも議論の予定で関心更に高まる<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
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6 人工知能
9 鉄鋼
10 水素
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「生成AI」が連日の1位となっている。
最近話題の生成AIは、あらかじめ学習したデータをもとに、文章や画像、音楽などを新たに作成する人工知能(AI)の総称で、ジェネレーティブAIともいう。米オープンAI社が開発した会話型チャットボットの「ChatGPT」や画像生成AIツールの「DALL-E」などに使用されており、いくつかの材料を読み込ませることで自動的にコンテンツを生成してくれる。
「ChatGPT」に関しては、日本でも業務に生かそうと埼玉県戸田市、神奈川県横須賀市、群馬県藤岡市など関東の一部の自治体が試験導入を開始したほか、中央省庁での活用を前提に「AI戦略チーム」が立ち上がるなどの動きがみられる。一方で、情報の流出や誤答の懸念から活用にはルール作りが必要との見方も多い。政府は5月11日、「AI戦略会議」の初会合を首相官邸で開催。また、19日から広島市で開かれるG7サミット(首脳会議)でも、生成AIを念頭にAIに関する国際ルールのあり方に関する議論を進める方針だ。
こうしたマクロの動きに加えて、米グーグルが10日、生成AIを使ったサービス「Bard(バード)」の対応言語を世界の主要40言語に増やす方針を示したことなども「生成AI」への関心を高める刺激材料となっている。この日の関連銘柄の動きでは、ユーザーローカル<3984>、ジオコード<7357>、FIXER<5129>などが堅調な動きとなっている。