「半導体部材・部品」が27位にランク、ＪＳＲを革新機構が買収で関心高まる＜注目テーマ＞
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体部材・部品」が２７位となっている。
２４日付の日本経済新聞朝刊は、「政府系ファンドの産業革新投資機構（ＪＩＣ）は半導体材料のＪＳＲを約１兆円で買収する」と報じた。同日、ＪＳＲ<4185>は「本件を検討していることは事実」と公表したうえで２６日開催の取締役会に付議する予定とした。
ＪＳＲは半導体製造に欠かせないフォトレジスト（感光材）で世界シェアトップ。経営資源を半導体事業に集中するうえで、非上場化で事業再編を進めることを計画しているとみられている。政府も半導体の国際競争力の強化を進めている。日本には半導体部材・部品で世界的な高シェアを誇る企業が少なくなく、この報道を契機に再評価機運が高まっている。ＪＳＲと同じくフォトレジスト関連で高シェアを持つ東京応化工業<4186>やフォトレジストに混ぜる光酸発生剤の東洋合成工業<4970>、研磨材のフジミインコーポレーテッド<5384>、特殊ガスの関東電化工業<4047>、フッ素化合物など高純度薬品で高シェアを握るステラ ケミファ<4109>などに注目したい。