【今週読まれた記事】YCC修正がもたらした波乱が映す市場の未来

特集
2023年7月29日 6時30分

株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は7月22日から28日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

日米欧の金融政策会合が集中する“中銀ウイーク”となった今週、波乱は週末に待っていました。28日午前2時ごろ、日銀YCC(イールドカーブ・コントロール)を巡る報道をきっかけに為替市場で円高が急激に進行。それを受け下落して始まった28日の東京市場ですが、場中に「日銀政策決定会合でYCCの修正を決定」と報じられると日経平均株価は一時853円安と今年最大の下げ幅を記録しました。

しかしその後は大きく下げ渋り、131円安まで下げ幅を縮小。結局、今週の日経平均は前週末比454円高の3万2759円で取引を終了しました。株探では28日引け後、「【緊急特集】日銀YCC運用柔軟化は相場の転換点? 留意すべき3つのポイント」を配信。YCC修正発表時の市場の反応と、今回の修正が持つ意味、更に予想される相場への影響を詳しくリポートしました。ここからの戦略を描くには政策の意図を正しく把握する必要があります。ぜひこの記事を参考になさってください。

米国市場はNYダウが13連騰でストップ。もし14連騰となれば1897年以来の最長記録に並んでいたのですが、一歩及ばずとなりました。ただ、それでも13連騰は36年半ぶりの快挙であり、米国株の好調さが窺い知れます。「1年半の調整を挟んで表れた急動意だけに、高値奪取は時間の問題と言えそうだ」と期待するのは人気相場コラム「富田隆弥の【CHART CLUB】 『サマーラリー続くNYダウ、FOMCが焦点に』」の富田氏。この記事は多くの方に読まれアクセスランキング上位入りとなりました。

【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─投資環境を変革する『新NISA』に備えて戦略を再構築!」の北浜氏は、2024年から始まる“新NISA”について「使わなければ損」と指摘して新NISAへの変更点を解説。新NISAに向けた投資候補も挙げてランキング11位を獲得しました。そのほか相場コラムは以下のすべてが上位入りとなっています。<相場観特集>では業界第一線で活躍する2氏に見通しを伺いました。

【杉村富生の短期相場観測】 ─猛暑&夏枯れ相場に負けない投資戦術!

【村瀬智一が斬る!深層マーケット】日米金融政策見極め、決算本格化で個別対応

窪田朋一郎氏【再浮上の東京市場、中銀ウイークに思惑錯綜】(1) <相場観特集>

笹木和弘氏【再浮上の東京市場、中銀ウイークに思惑錯綜】(2) <相場観特集>

半導体関連に吹く“国策”の追い風。米中対立を機に半導体サプライチェーンの分断リスクがあらわになり、各国が自国内における製造・供給体制の強化に乗り出しています。「国策の追い風強力、日本復活の鐘を鳴らす『次世代半導体』関連株 <株探トップ特集>」は、いま最も注目を浴びるテーマである「生成AI」とも関係の深い「次世代半導体」分野においてひときわ存在感を放つ7銘柄を紹介。見事アクセスランキング首位に輝きました。

投資テーマ関連では、災害級の酷暑で電力の供給余力がひっ迫するなか、カギを握る「蓄電池」関連に注目した「酷暑列島ニッポン、電力供給クライシスで『蓄電池関連』に熱視線 <株探トップ特集>」が上位ランキング入りしたほか、以下の記事がよく読まれています。

優勝劣敗の東京市場、勝ち組の象徴「上場来高値更新」銘柄を狙え! <株探トップ特集>

「外国人労働者関連」燃える株高へ、人材獲得に国策のアクセル全開 <株探トップ特集>

社会実装に向けた動き加速、「水素トラック関連」急発進へ <株探トップ特集>

ランキング2位は、2月期決算企業を中心とする23年3-5月期決算発表で“3-5月期に最高益&今期も最高益を見込む”という利益成長“青天井”状態の企業をリストアップした「利益成長【青天井】銘柄リスト〔3-5月期〕 17社選出 <成長株特集>」が獲得。また、3-5月期決算をまとめた記事では「採れたて“好決算”を探る! 3-5月期【利益急増】銘柄リスト <成長株特集>」が先週に続き2週連続のランクインとなりました。

スクリーニング記事では、今週も高利回り銘柄リストがよく読まれました。<割安株特集>では定番人気の「10万円以下で買える」シリーズもランキング入りしています。銘柄選択の参考になさってください。

まだ間に合う、7月配当【高利回り】ベスト30 <割安株特集>

【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 7月26日版

10万円以下で買える、高ROE&低PBR 28社【プライム】編 <割安株特集>

10万円以下で買える、高ROE&低PBR 31社【スタンダード】編 <割安株特集>

4-6月期決算発表の集中期間がスタートしました。全体相場がもみ合いのなか、決算を手がかりとした物色が主流になると思われます。株探では26日~8月14日までの期間、特別態勢で記事を配信。この期間中は、通常配信している【サプライズ決算】を16時に<速報>、18時に<続報>の2本を配信します。なお、株探プレミアム会員向けには『サプライズ決算』を“超速報”として、15時15分と15時40分に配信します。引け後の材料をまとめてチェックできる定番人気記事「明日の好悪材料」と共にぜひ投資の参考にお役立てください。

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月21日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月24日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月25日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月26日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月27日発表分)

★本日の【サプライズ決算】速報 (07月24日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (07月25日)

★本日の【サプライズ決算】続報 (07月26日)

★本日の【サプライズ決算】続報 (07月27日)

★本日の【サプライズ決算】続報 (07月28日)

また、その日の決算発表から“増収増益”を達成した企業リストを27日から毎日配信しています。大量の決算発表を一つひとつ確認するのは大変な作業ですが、このリストを活用すれば大いなる時短となります。

“好発進”企業を追う! 4-6月期【増収増益】リスト <成長株特集> 7月27日版

“好発進”企業を追う! 4-6月期【増収増益】リスト <成長株特集> 7月28日版

株探プレミアム専用記事は今週2記事を公開。1記事目は智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジストの大川智宏氏による「日本株・数字で徹底診断!」第117回、「配当そして自社株買い、還元プレッシャーが高まりそうな銘柄を探せ」。大川氏は円安ドル高の進行が一服し、今後は円高圧力が増すことで投資家の関心は“円安株高”トレンドから、国内固有の投資テーマに移ると予測。候補の1つとして「株主還元の強化」を挙げ、還元プレッシャーが高まりそうな銘柄を4つの観点から抽出しました。2ページ目にはスクリーニングした該当銘柄を“還元強化ポテンシャルがある銘柄リスト”として掲載しています。プレミアム未登録の方も1ページ目が無料でご覧いただけます。

2記事目は“明日を塗り替える成長企業”を発掘する「日経CNBC×株探」コラボ企画の第11回「環境需要開拓する化学のユニコーン ~『再生×製造』のハイブリッド事業~」。今回は化学品メーカーでありながら、化学系資源のリサイクルも手掛けるユニークなビジネスモデルを持つ三和油化工業<4125>を特集。化学系マテリアルの再資源化を進める同社のリユース事業は、資源循環を目指す"サーキュラーエコノミー"の実現にも近く、高い付加価値を持つビジネスといえます。長期計画「グランドビジョン2030」を掲げ、3年連続の増収、4年連続最高益を見込む同社の詳細なビジネスモデルと将来の展望を深掘りします。

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