話題株ピックアップ【夕刊】(2):共立メンテ、ネクソン、大王紙

注目
2023年8月10日 15時20分

■千葉興業銀行 <8337>  723円  +91 円 (+14.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地」が好感された。

千葉興業銀行 <8337> [東証P] が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の34.8億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の42億円に対する進捗率は82.9%に達し、5年平均の43.5%も上回った。

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■東洋炭素 <5310>  6,170円  +720 円 (+13.2%)  本日終値

9日に決算を発表。「今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額」が好感された。

東洋炭素 <5310> [東証P] が8月9日大引け後(15:30)に決算を発表。23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比44.1%増の53.3億円に拡大し、従来予想の38億円を上回って着地。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→90円(前期は70円)に増額修正した。

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■東亜建設工業 <1885>  3,475円  +375 円 (+12.1%)  本日終値

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は4.5倍増益で着地」が好感された。

東亜建設工業 <1885> [東証P] が8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.5倍の42.2億円に急拡大し、通期計画の95億円に対する進捗率は44.4%に達し、5年平均の16.8%も上回った。

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■萩原電気HD <7467>  3,555円  +365 円 (+11.4%)  本日終値

萩原電気ホールディングス<7467>が急動意、商いを膨らませながら3000円台前半のもみ合いを一気に上放れてきた。一時3610円まで上値を伸ばし、5月15日につけた年初来高値3600円を払拭、新値街道に突入した。名古屋に本社を構え、中部を地盤に半導体や電子デバイスを扱うエレクトロニクス商社だが、足もとの業績は絶好調に推移している。きょう後場取引時間中に発表した23年4~6月期決算は営業利益が前年同期比2.1倍となる25億円と急拡大した。同社は自動車向けが売り上げ全体の約9割を占めるが、自動車生産の回復を背景に、半導体や電子部品の需要が旺盛で商機を捉えた。また、為替の円安進行も寄与した。第1四半期時点で対通期進捗率はほぼ4割に達しており、業績上振れの可能性も意識される。PER8倍、PBR0.8倍と割安感が強いほか、配当利回りは4%強に達し水準訂正期待の買いを誘導しやすい面もあったようだ。

■共立メンテナンス <9616>  6,409円  +652 円 (+11.3%)  本日終値

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地」が好感された。

共立メンテナンス <9616> [東証P] が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の27.9億円に急拡大し、通期計画の94億円に対する進捗率は29.8%に達し、5年平均の18.7%も上回った。

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■トラスコ中山 <9830>  2,339円  +219 円 (+10.3%)  本日終値

トラスコ中山<9830>が後場に急伸し、年初来高値を更新した。この日、23年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益予想をこれまでの109億2000万円から121億9000万円(前期比14.7%増)に上方修正し、2期ぶりに最終利益は過去最高を更新する見通しとなった。更に、今期の年間配当予想を5円増額し46円50銭(同6円50銭増配)に見直した。業況と株主還元姿勢を好感した買いが集まったようだ。今期の売上高はこれまでの予想を9億9900万円上回る2660億8000万円(同8.0%増)に見通しを引き上げた。半導体不足の緩和などにより製造業の景況感が改善に向かうなか、在庫商品を改定価格で販売した効果を織り込んだ。運賃荷造費や修繕費が当初の見込みを下回ったことも寄与する。同時に配当の基本方針の変更も発表。1株あたりの年間配当金が前期の水準を下回る場合、最終利益に減価償却費の最大1割を加算し、連結配当性向を25%として配当を行う方針を示した。

■ネクソン <3659>  2,766.5円  +257.5 円 (+10.3%)  本日終値

9日に発表した「1.2%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の1.2%にあたる1000万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月10日から10月27日まで。

■日本空港ビルデング <9706>  7,266円  +645 円 (+9.7%)  本日終値

日本空港ビルデング<9706>が大幅高で年初来高値更新。9日の取引終了後に24年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を1957億円から2000億円(前期比76.9%増)へ、営業利益を154億円から190億円(前期105億7900万円の赤字)へ引き上げており、これが好感された。商品売上高や施設利用料収入が予想を上回ったことが要因。同時に発表した4~6月期決算は、売上高が459億9600万円(前年同期比2.4倍)、営業利益が55億2000万円(前年同期62億100万円の赤字)だった。

■大王製紙 <3880>  1,260円  +98.5 円 (+8.5%)  本日終値

大王製紙<3880>が後場に動意づき、年初来高値を更新した。この日、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。最終利益は前年同期比2.4倍の33億800万円と大幅な増益となり、中間期の計画(10億円)を上回ったことが材料視されたようだ。売上高は同10.0%増の1620億1300万円だった。価格改定が奏功した一方、海外では中国でベビーケア分野の販売が減少。東南アジアもベビーケアの価格改定による販売減が響いた。あわせて同社は、連結子会社のいわき大王製紙におけるボイラーの再建計画を発表。設備投資額は概算で190億円とし、25年に運転を開始する。

■コロワイド <7616>  2,379円  +185.5 円 (+8.5%)  本日終値

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は21倍増益・通期計画を超過」が好感された。

コロワイド <7616> [東証P] が8月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比21倍の20.6億円に急拡大し、通期計画の11.3億円に対する進捗率が183.1%とすでに上回った。

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