「中国関連」が4位にランク、景気減速懸念で関連銘柄に警戒感<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「中国関連」が4位となっている。
中国景気の減速懸念から投資家がリスク回避姿勢を強めている。中国国家統計局が15日に発表した7月の鉱工業生産は、前年同月と比べた伸び率が3.7%増と前月の4.4%を下回り、市場予想の4.4%に届かなかった。また、7月の小売売上高も同2.5%増と前月の3.1%から鈍化し、市場予想の4.5%増を下回る低調な内容。同局が16日に発表した7月の主要70都市の新築住宅価格動向によると、前月比で価格が下落したのは全体の70%にあたる49都市で、6月から11都市増えた。
国際通貨基金(IMF)が7月に公表した2023年の世界経済見通しで、中国の実質国内総生産(GDP)の伸び率予想は5.2%で据え置かれたが、一方で中国の回復は未解決の不動産問題などを理由に減速し、国境を越えた負の波及効果をもたらす可能性があると指摘。中国税関総署が8日発表した7月の貿易統計で、輸出が20年2月以降で最大の落ち込みとなるなど外需の鈍化なども持続的な景気回復を妨げる要因となっており、中国景気の影響を受けやすい国内企業が警戒されている。
主な銘柄としてはコマツ<6301>、日立建機<6305>、ダイキン工業<6367>、THK<6481>、安川電機<6506>、ファナック<6954>、太陽誘電<6976>、日東電工<6988>などが挙げられる。