日経平均は98円安でスタート、ソシオネクストやエーザイなどが下落/寄り付き概況

市況
2023年9月1日 9時46分

日経平均 : 32521.15 (-98.19)

TOPIX  : 2328.60 (-3.40)

[寄り付き概況]

1日の日経平均は98.19円安の32521.15円と5日ぶり反落して取引を開始した。前日8月31日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は168.33ドル安の34721.91ドル、ナスダックは15.66ポイント高の14034.97で取引を終了した。米7月個人消費支出(PCE)コアデフレーターが予想に一致し、利上げ終了期待を背景とした買いが先行。その後、雇用統計の発表を控えて警戒感も強まり、終盤にかけてダウ平均は下落に転じた。ハイテクは長期金利の低下で安心感が広がり終日堅調に推移しプラス圏を維持。まちまちで終了した。

今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米市場でダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの4日続伸で1000円近く上昇したことから、戻り待ちの売りが出やすかった。さらに、米国で今晩、米雇用統計が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を支える要因となった。また、昨日の日経平均が、32200円台に位置する25日移動平均線を下回ることなく推移したことから、25日線が下値支持線として意識されるとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。

セクター別では、パルプ・紙、輸送用機器、陸運業、その他製品、医薬品などが値下がり率上位、鉱業、銀行業、証券商品先物、鉄鋼、電気機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、エーザイ<4523>、村田製<6981>、OLC<4661>、東電力HD<9501>、HOYA<7741>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、コマツ<6301>、丸紅<8002>、アドバンテスト<6857>などが下落。他方、ソニーG<6758>、INPEX<1605>、ダイキン<6367>、クボタ<6326>、伊藤忠<8001>、リクルートHD<6098>、川崎船<9107>、パナHD<6752>、アサヒ<2502>、神戸鋼<5406>、郵船<9101>などが上昇している。

《CS》

提供:フィスコ

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