「電子部品」が19位、米アップル「iPhone関連」に視線集まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で「電子部品」が19位にランクインしている。
12日前場の東京株式市場は朝方に日経平均株価が160円あまり高く始まったあとは、戻り売りに押され上げ幅を縮小する場面があった。外国為替市場で円安が一服していることでハイテクセクターには風向きが悪く、半導体関連などをはじめ売りがかさんでいるが、そのなか太陽誘電<6976>、京セラ<6971>、アルプスアルパイン<6770>など電子部品株の一角が頑強な値動きを示している。
村田製作所<6981>を筆頭に米アップル<AAPL>のiPhone向け部品を供給する有力サプライヤーとして日本の電子部品メーカーは存在感を示す。しかし、直近では中国での政府職員に対するiPhone使用禁止の動きが嫌気され、米国株市場でアップル株が急落。その煽りを受けて東京市場でも電子部品大手メーカーの株価が下値を探る展開を強いられる場面があった。ただ、思惑先行で売り込まれた面もあり、その後は米株市場でアップルが下げ止まったことを受け、東京市場でも関連株を買い戻す動きが観測される。
特に今週は、アップルが米国カリフォルニアにある本社で12日(日本時間あす未明)に新製品発表会を開催する予定にあり、ここで話題の「iPhone15」シリーズが紹介されるとの見方が強い。それを見込んで関連株には押し目狙いの買いが向かっている。上記銘柄以外の関連株として、TDK<6762>、ローム<6963>、日東電工<6988>、フォスター電機<6794>などが折に触れマーケットの視線を集めやすい。