「水素」が10位にランク、30年までに世界で1.5億トンの需要創出へ<注目テーマ>

特集
2023年10月12日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1  半導体

2  防衛

3  人工知能

4  半導体製造装置

5  JPX日経400

6  石油

7  インド関連

8  地方銀行

9  TOPIXコア30

10  水素

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「水素」が10位となっている。

経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は9月25日、「第6回水素閣僚会議」を開催した。この会議は、燃やしても二酸化炭素(CO2)を排出しないことから脱炭素に向けた燃料として期待される水素の利用拡大に向けた国際協力を推進することが主な目的で、今回の会議では2030年までに世界で1億5000万トンの水素需要を創出する目標などを設定。22年の会議で示された30年までに水素の供給量を年9000万トンとする目標に、需要量の目標が加わったことで各企業の取り組みが加速する可能性がある。

足もとでは民間企業による水素のサプライチェーン(供給網)構築への取り組みが活発化している。川崎重工業<7012>は9月27日、川崎臨海部の水素需要の開発を通じた地域経済の持続的な発展と、国内におけるカーボンニュートラルの早期実現を目指すため、川崎市と連携協定を締結。三菱重工業<7011>は9月20日、高砂製作所(兵庫県高砂市)で整備を進めてきた水素の製造から発電までにわたる技術を世界で初めて一貫して検証できる「高砂水素パーク」の本格稼働を開始したと発表している。

また、三井化学<4183>とIHI<7013>、三井物産<8031>、関西電力<9503>は8月30日、大阪の臨海工業地帯を拠点とした水素・アンモニアのサプライチェーン構築に向けた共同検討に関する覚書を締結したことを明らかにしている。4社の経験や知見を結集し、関西や瀬戸内地域に水素・アンモニアを供給する体制の整備を目指す構えだ。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.