「中国関連」が11位、主要企業の決算受け中国景気に懸念<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「中国関連」が11位となっている。
決算シーズンが本格化するなか、主要企業の決算内容を受けて中国景気の先行きに懸念が高まっている。信越化学工業<4063>が27日に発表した4~9月期決算では、中国の建設や住宅投資の弱さを背景に塩化ビニルなどを手掛ける生活環境基盤材料事業が落ち込み減収減益となった。同日に同じく4~9月期決算を発表したコマツ<6301>は全体では増収増益だったが、地域別で見ると中国事業の減少が目立った。
主要企業の決算発表のトップバッターであるニデック<6594>が23日発表した4~9月期決算でも中国事業の悪化を懸念する見方が強まり、これを受けて同社株は翌日急落した経緯がある。足もと株式市場では中国景気に対する警戒感とともに、中国関連に位置づけられる銘柄群への注目度も増しているようだ。
主な銘柄としてはコマツや日立建機<6305>などの機械株、ファナック<6954>やSMC<6273>、安川電機<6506>といったFA関連株のほか、資生堂<4911>やユニ・チャーム<8113>、TOTO<5332>、ピジョン<7956>などが挙げられる。