話題株ピックアップ【夕刊】(3):ピクスタ、セック、ベステラ

注目
2024年2月19日 15時18分

■ピクスタ <3416>  1,089円  +150 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値

ピクスタ<3416>が後場急伸。正午ごろ、運営する写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」で、「OpenAI API」を用いて会話形式でPIXTAの写真・イラスト素材を検索できる新機能「PIXTA検索アシスタント」を公開したと発表しており、これを好感した買いが流入した。「PIXTA検索アシスタント」は、チャット形式でPIXTAの写真・イラスト素材を探すことのできる「OpenAI API」を用いた新しい検索機能。まだイメージが固まっておらず、具体的な検索キーワードが思いつかなくても、利用者の用途や抽象度の高いニーズからPIXTAがイメージの具体化・言語化を補助し、複数の画像素材を提案するとしている。

■セック <3741>  5,490円  +700 円 (+14.6%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率3位

セック<3741>がストップ高。リアルタイムソフトウェアを手掛ける同社は宇宙分野での開発案件にも携わる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、次世代ロケットのH3ロケット試験機2号機を打ち上げ、所定の軌道に投入したと発表した。H3の打ち上げ成功は初となる。これを受け、株式市場では宇宙関連銘柄にご祝儀買いが入った。三菱重工業<7011>が一時4%を超す上昇。キヤノン電子<7739>やRidge-i<5572>、松尾電機<6969>、櫻護謨<5189>が大幅高となった。一方、QPS研究所<5595>は朝高後に利益確定売りに押されて下げに沈んだ。

■ベステラ <1433>  1,097円  +126 円 (+13.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位

ベステラ<1433>が続急伸。前週末16日の取引終了後、集計中の24年1月期連結業績について、売上高が従来予想の80億円から93億円(前の期比70.4%増)へ、営業利益が2億1000万円から2億3000万円(前の期2億1500万円の赤字)へ、最終利益が1億9500万円から2億8500万円(同6400万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。第3四半期以降、プラント解体の豊富な工事需要を背景に受注高が過去最高水準で推移したことに加えて、最重要課題であった人材(工事監督)採用が順調に推移したことで、完成工事高が想定以上に進捗したことが要因。また、保険解約金の返還があったことなども寄与した。

■データセクション <3905>  771円  +88 円 (+12.9%) 一時ストップ高   本日終値

データセクション<3905>は大幅高。東京証券取引所が19日から、同社株の信用取引に関する規制を解除すると発表。短期資金の流入が活発化するとの思惑が働いたようだ。日本証券金融も同日付で増担保金徴収措置を解除すると発表した。

■ヘッドウォータース <4011>  12,420円  +1,390 円 (+12.6%)  本日終値

ヘッドウォータース<4011>が続急伸。前週末はストップ高を演じ市場の注目を集めた。人工知能(AI)関連株への投資資金流入が続くなか、きょうもAIを活用した多角的なソリューションビジネスを展開する同社株に物色人気が集中する形となっている。16日取引終了後、米国のAI企業であるデータブリックスのSIコンサルティングパートナーに認定されたことを受け、データ分析プラットフォーム「Azure Databricks」を使用したデータ&AI活用支援サービスを開始することを発表、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■ニフティライフスタイル <4262>  999円  +79 円 (+8.6%)  本日終値

ニフティライフスタイル<4262>は高い。前週末16日取引終了後に株主優待制度を新設すると発表。これを好感した買いが入った。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主が対象。保有株数に応じて「ニフティ温泉掲載中の対象温浴施設ご優待券」2000~4000円分、あるいは「電子ギフトまたは社会貢献団体への寄付」1000~2000円分を贈呈する。今年3月から開始する。

■ジェイホールディングス <2721>  218円  +17 円 (+8.5%)  本日終値

ジェイホールディングス<2721>が大幅高で4日ぶりに反発。前週末16日の取引終了後に発表した24年12月期連結業績予想で、売上高3億3800万円(前期比93.0%増)、営業損益1億4600万円の赤字(前期2億7900万円の赤字)、最終損益1億5500万円の赤字(同2億9600万円の赤字)と、営業赤字幅の縮小を見込むことが好感された。環境ソリューション事業のセグメント利益が、23年3月に産業廃棄物の受け入れを開始したことに伴い黒字に転じる見通しであることが寄与する。また、Web関連事業の休止に伴い本社賃料の按分割合が減少したことも寄与する。同時に発表した23年12月期決算は、売上高1億7500万円(前の期比56.9%増)、営業損益2億7900万円の赤字(前の期2億100万円の赤字)、最終損益2億9600万円の赤字(同2億7000万円の赤字)だった。

■ヤマシタHD <9265>  2,409円  +181 円 (+8.1%)  本日終値

ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>が続急伸し昨年来高値を更新。前週末16日の取引終了後に自社株買いを発表したことが好材料視された。上限を13万3000株(発行済み株数の5.21%)、または3億5000万円としており、取得期間は2月19日から8月23日まで。資本政策の柔軟性及び機動性を確保するためとしている。

■モルフォ <3653>  1,690円  +110 円 (+7.0%)  本日終値

モルフォ<3653>が続伸。午前10時ごろ、子会社モルフォAIソリューションズが、2月20~22日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「AI World 2024春 東京」に出展すると発表しており、好材料視された。近年、製造や物流、インフラなどをはじめとした各業界の現場における人手不足の問題から、デジタルを活用した業務効率化や自動化のニーズが高まっていることを踏まえて、現場業務を抱える企業・団体向けに、現場業務の効率化や自動化、遠隔監視、安全管理を促進するAIカメラソリューションやAI-OCRソリューションを展示。AIやDXを実用化する現場における最新のオペレーション課題やユースケースも含めて幅広く案内するとしている。

■松屋アールアンドディ <7317>  812円  +46 円 (+6.0%)  本日終値

松屋アールアンドディ<7317>が後場上げ幅を拡大。午前11時30分ごろ、エアバッグ用自動縫製ラインの大口受注を獲得したと発表しており、好材料視された。大手エアバッグメーカーから海外工場向けとして受注したという。受注総額は約1億4000万円(見込み)で、24年3月期及び25年3月期に売り上げ計上する予定。また、足もとで海外のエアバッグ工場からの商談が非常に活発化しているという。

●ストップ高銘柄

アースインフィニティ <7692>  120円  +30 円 (+33.3%) ストップ高   本日終値

フォーサイド <2330>  244円  +50 円 (+25.8%) ストップ高   本日終値

SOLIZE <5871>  3,880円  +700 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値

ウェリタス <130A>  3,045円  +504 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値

monoAI <5240>  936円  +150 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値

など、19銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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