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伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 4月19日版

市況
2026年4月19日 13時44分

日経平均は戻り高値をつけた後に下げが勢いづく公算

1. 年足陰線で年間の最高値をつけるパターン

前回の本コラムで、本年の 日経平均株価は年足が陰線引けする展開になる可能性があると述べました。

1990年以降で年足が陰線引けしている年は、「1990年(1月)、1991年(3月)、1992年(1月)、1996年(6月)、1997年(6月)、1998年(1月)、2000年(4月)、2001年(5月)、2002年(5月)、2007年(2月)、2008年(1月)、2010年(4月)、2011年(2月)、2018年(10月)、2022年(1月)」になります。カッコ内の月は、その年の最高値をつけた月です。

年足が陰線引けした15回のうち8回は、1月から3月までの期間で年間の最高値をつけています。そのほか6回は4月から6月に年間の最高値をつけています。2018年のみ10月に1月の高値を若干だけ抜けて、年間の最高値をつけています。

4月に年間の最高値をつけた年は、2000年と2010年の2回です。2000年は、年初から4月まで上昇の流れを作り、4月12日に戻り高値をつけた後、下げの流れへ入っています。2010年は、1月から2月に下げて、2月から4月5日までの期間で一気に上昇して年間の最高値をつけた後、下降を開始しています。

1996年、1997年、2001年、2002年は、5月、6月に年間の最高値をつけています。

図1は、5月、6月に年間の最高値をつけた年の値動きになります。

1996年は、3月に上昇を開始して2月につけた年初来高値を更新した後、4月がジグザグに緩やかな上昇場面となって、4月末に上値を抑えられて、その後、6月に4月の高値を試す動きを経過して戻り高値をつけています。

1997年は、4月中旬以降に急上昇して4月末に1月の年初来高値に接近し、その勢いを継続して5月上旬に年初来高値を更新した後、上値を抑えられて、その後は高値圏でジグザグに推移して、6月以降に下降をしています。

2001年は、3月中旬から急上昇を開始して3月末に1月の高値へ接近し、その後、4月上旬にいったん上値を抑えられています。4月中旬頃から再上昇を開始して、その上げを5月7日まで継続して、1月の年初来高値を少しだけ更新した後、上値を抑えられています。

2002年は、2月から3月中旬まで急上昇して、その後上値を抑えられて、4月中旬以降、再度上値を試す動きとなって、5月下旬に3月の高値を若干だけ抜けて、戻り高値をつけています。

5月、6月に戻り高値をつける場合、3月、4月の高値が意識される格好で一時的に年初来高値を更新して、上値を抑えられるパターンと、4月の急上昇を継続する格好で5月上旬に年初来高値を更新して、上値重く推移するパターンのどちらかの展開となっています。

積極的に上昇して高値を更新する期間は、4月まで(4月末まで勢いの強い上げを継続する場合、5月の月初まで)で終わり、その後、上値重い場所を模索する動きへ入っています(年初来高値の更新は、上値の重い場所を模索する中でつけています)。

図1 年足陰線で5月、6月に年間最高値をつけた年の値動き

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