話題株ピックアップ【夕刊】(3):中部飼、オンコリス、住友ベ
■中部飼料 <2053> 1,709円 +35 円 (+2.1%) 本日終値
中部飼料<2053>が大幅続伸。23日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、営業利益が従来予想の52億円から65億円(前の期比51.8%増)へ、純利益が41億円から55億円(同56.9%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。畜産・水産飼料の販売数量は増加した一方、平均販売価格が想定を下回ったことから売上高は2120億円から2110億円(同0.6%増)へ下振れたものの、飼料事業で第4四半期に畜産飼料の原料ポジションが想定以上に改善したことが利益を上振れさせた。また、電力費や燃料費など変動費の増加が予想を下回ったことも寄与した。なお、業績上振れに伴い、期末配当予想を30円から35円へ増額した。年間配当予想は65円(前の期52円)となる。
■オンコリス <4588> 2,978円 +58 円 (+2.0%) 本日終値
オンコリスバイオファーマ<4588>はしっかり。23日取引終了後、腫瘍溶解ウイルスOBP-301と放射線を併用した切除不能な胃食道がんを対象とする治療に関し、米食品医薬品局(FDA)からファストトラック指定を受けたと発表した。ファストトラック指定は、重篤な疾患や満足な治療法がない疾患に対する医薬品を優先的に審査するための制度。OBP-301は米国において2020年にオーファンドラッグ指定を受けている。
■住友ベークライト <4203> 5,235円 +91 円 (+1.8%) 本日終値
住友ベークライト<4203>が3日ぶりに反発。同社はきょう、血管内治療に使われるステアリングマイクロカテーテルの需要拡大を受け、秋田住友ベークで生産設備を増設すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この製品は、手元の操作により先端の方向を任意に制御でき、手技時間の短縮につながる新しいタイプのマイクロカテーテル。今月から設備導入の準備を開始し、27年2月から稼働を開始する予定だとしている。
■ムニノバHD <547A> 465円 +8 円 (+1.8%) 本日終値
ムニノバホールディングス<547A>は横ばい圏で推移。野村証券は23日、同社株のレーティングを3段階で最上位の「バイ」でカバレッジを開始した。目標株価は570円とした。同社は、アイフルの持ち株会社体制への移行に伴い発足し、1日に上場している。営業資産の拡大と債権内容の維持により28年3月期にかけて経常増益維持の確度が高まると予想。その一方、PERは低く上値余地があるとみている。
■WT原油 <1690> 2,358円 +34 円 (+1.5%) 本日終値
WisdomTree WTI 原油上場投資信託<1690>やNEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信<1699>といった原油ETFが高い。23日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月限が前日比2.89ドル高の1バレル=95.85ドルと上昇した。イランのガリバフ国会議長が強硬派の革命防衛隊の介入を受け交渉担当を退いたと伝わり、協議が難航するとの観測が浮上した。WTI価格は一時98.39ドルまで上昇。日本時間24日午前10時過ぎ時点では97ドル近辺で高止まりしている。
■清水建設 <1803> 2,816.5円 +16.5 円 (+0.6%) 本日終値
清水建設<1803>が後場に入り堅調な動き。午後1時ごろに集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の2兆100億円から2兆578億円(前の期比5.8%増)へ、営業利益が1100億円から1186億円(同67.0%増)へ、純利益が1100億円から1266億円(同91.8%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表しており、これを好材料視した買いが入った。国内建築及び国内土木工事の施工が順調に進捗し完成工事高が計画を上回ることが要因。また、国内建築工事や国内・海外の建設子会社で工事採算が改善していることも寄与する。なお、業績上振れに伴い、期末配当予想を43円から50円へ増額した。年間配当予想は72円(前の期38円)となる。
■野村総合研究所 <4307> 5,092円 +17 円 (+0.3%) 本日終値
野村総合研究所<4307>が底堅い。同社は23日の取引終了後、26年3月期の業績に関し、営業利益が従来の計画を920億円下回る580億円(前の期比57.0%減)、最終減益が890億円下回る150億円(同84.0%減)で着地したようだと発表した。海外子会社におけるのれんの減損損失の計上により、業績が予想に対して下振れする。同社株は安く始まったものの、減損計上による収益回復効果を期待する向きもあり、押し目買いが入った。グループ会社の豪州NRI Australia及び北米Core BTSの事業計画を見直した結果、のれんなどの減損損失969億円を計上する見通しになった。NRI Australiaではコンサルティング事業やマネージドサービス事業の受注減に伴う業績悪化を踏まえた。Core BTSについてはクラウドコンサルティング事業の苦戦を加味した。なお、前期の売上高は8100億円の予想に対し8140億円(同6.4%増)になったもようだ。同社は24日に決算発表を予定している。
■バトンズ <554A> 2,602円 +500 円 (+23.8%) ストップ高 本日終値
バトンズ<554A>が続急伸。21日に東証グロース市場に新規上場し、上場2日目に公開価格(660円)の2.5倍にあたる1674円で初値形成した直近IPO銘柄。直近IPO銘柄ならではの値動きの軽さに加えて、この日は買い手向けの新機能「ディープマッチング」(β版)の提供を開始したと発表しており、これを好感した買いも入ったもよう。同機能は、ビッグデータとAIを活用し、買い手一人ひとりのニーズに合わせた最適なM&A案件を自動でレコメンドする機能で、買い手自身でM&A案件を探す工数を削減しつつ、精度の高い提案を受けることが可能になることなどが注目されている。
■ソケッツ <3634> 678円 +100 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値
ソケッツ<3634>がストップ高。同社は23日の取引終了後、26年3月期業績に関し、最終損益の黒字額が従来予想を3600万円上回る8600万円(前の期は1億3900万円の最終赤字)で着地したようだと発表。これを手掛かりとした買いが入った。売上高は計画に対し3900万円下振れして10億6000万円(前の期比2.0%増)で着地する見通しとするものの、主力の音楽やアニメ、映画、ドラマなどのコンテンツ関連のデータサービス収益が拡大しており今期においても着実な収益予想が見込まれるとし、繰延税金資産3300万円を計上した。
■犬猫生活 <556A> 4,900円 +700 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値
犬猫生活<556A>がストップ高。23日に東証グロース市場に上場し、公開価格2990円を510円(17.1%)上回る3500円で初値を形成。その後も買いを集めストップ高の4200円に上昇しそのまま初日の取引を終えた。同社はペット関連商品の企画・製造・販売が主な事業で、「犬猫生活」ブランドのオリジナルペットフードを企画・販売する「生活販売」を主力に、動物病院やトリミングサロンの運営を行う「生活サービス」、犬・猫向けイベントの開催・ブース出展などを行う「エンターテインメント」の3つの領域でビジネスを展開している。ペットフード市場が、景気に左右されず増加傾向にあることに加えて、今後の成長戦略として動物病院のM&Aの積極推進などを掲げており、業績拡大への期待が買いにつながっているようだ。
●ストップ高銘柄
太洋物産 <9941> 1,649円 +300 円 (+22.2%) ストップ高 本日終値
河西工業 <7256> 455円 +80 円 (+21.3%) ストップ高 本日終値
アズジェント <4288> 937円 +150 円 (+19.1%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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株探ニュース