話題株ピックアップ【昼刊】:武蔵精密、キオクシア、安川電
■日本化学工業 <4092> 4,605円 +700 円 (+17.9%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
日本化学工業<4092>が鮮烈な上昇波を形成、700円高はストップ高となる4605円まで駆け上がった。世界的なAIデータセンター新設・増設投資が加速している。そのなか、サーバーに搭載されるAI半導体の周辺や通信ボード用として積層セラミックコンデンサー(MLCC)に高水準の需要が発生しており、村田製作所<6981>など世界的なサプライヤーが株価を急上昇させたのは周知の通りだ。そして、このMLCC向けチタン酸バリウムを提供しているのが日本化であり、関連有力株として大口の投資マネーが波状的に流れ込んでいる。前週21日に野村アセットマネジメントが提出した大量保有報告書で、共同保有の形で日本化の株式5.44%を保有していることが判明、保有目的は証券業務による保有も含まれおり、これが消費貸借契約の絡みであったことから「ショートスクイーズ(踏み上げ)誘発に伴い株価上昇を加速させている可能性がある」(中堅証券ストラテジスト)という見方も出ている。
■武蔵精密工業 <7220> 6,290円 +740 円 (+13.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率10位
武蔵精密工業<7220>が大幅高で3連騰。前週20日のエヌビディア<NVDA>の決算発表を受けて株式市場においてAI半導体関連株への選好姿勢が強まっている。自動車部品メーカーの武蔵精密はAIデータセンター向けの蓄電装置であるハイブリッドスーパーキャパシター(HSC)の成長性が注目されており、12日の引け後に27年3月期が営業減益となる見通しを示しながらも、株価は頑強ぶりを発揮。14日に上場来高値を更新した。その後は日柄調整の局面となったものの、エヌビディア決算後のAI関連株の物色人気化を背景に同社株においては売り方の買い戻しを誘発する流れとなり、投資マネーの流入も継続。6000円の大台に戻す格好となった。
■キオクシア <285A> 63,510円 +6,110 円 (+10.6%) 11:30現在
キオクシアホールディングス<285A>が4連騰と我が道を突き進む展開で最高値街道への復帰を視界に捉えている。前週は週間で1万3000円弱の急騰を演じた。率にしてほぼ3割に達し、時価総額は30兆円台を上回った。日米で同時進行するAI・半導体関連の大相場で株価の居どころを変えているが、同社の場合はモメンタム相場の色彩が強いものの、PER7倍台と株価指標面の割安さが際立っており、依然として水準訂正途上との見方が強いようだ。同社と同業態で比較される米サンディスク<SNDK>のPERは50倍前後であり、これもキオクシアの上値余地をイメージさせている。前週末はサンディスクが4日ぶりに反落し下落率も4%超に達したが、キオクシアがこれに連動することなく強調展開を維持しているのは、バリューエーションの優位性が発現している可能性がある。
■Synspective <290A> 1,975円 +162 円 (+8.9%) 11:30現在
Synspective<290A>は大幅高で3日続伸し、年初来高値を連日更新した。きょう寄り前、自社9機目となる小型SAR(合成開口レーダー)衛星StriX(ストリクス)の軌道投入及びアンテナ展開に成功したと発表しており、材料視した買いが集まっている。前週末22日に米ロケット・ラボ社のエレクトロンロケットより打ち上げられた。試験のための通信が正常に機能し、制御可能であることを確認したという。
■安川電機 <6506> 7,444円 +392 円 (+5.6%) 11:30現在
安川電機<6506>は大幅に3日続伸し、上場来高値を更新した。前週末22日の取引終了後、36年2月期を最終年度とする長期経営計画(27年2月期~)及び30年2月期を最終年度とする中期経営計画(同)を発表した。中期経営計画は30年2月期の目標として売上高6500億円(26年2月期は5421億2200万円)、営業利益1000億円(同473億700万円)を目指す。長期経営計画では営業利益率20.0%以上(同8.7%)を36年2月期目標に掲げており、これらを評価した買いが集まっている。今回の中計では累計2500億円を投じ、フィジカルAI市場の開拓やソリューションコンセプト「i3-Mechatronics」(アイキューブメカトロニクス)のグローバル展開の加速などに取り組む。セグメント別ではモーションコントロールで営業利益520億円(同243億8400万円)、ロボットで営業利益450億円(同204億1800万円)の達成を図る。
■佐藤商事 <8065> 3,255円 +160 円 (+5.2%) 11:30現在
佐藤商事<8065>はカイ気配スタートで急伸。著名個人投資家の井村俊哉氏が助言するファンドを手掛ける投資運用会社fundnote(ファンドノート、東京都港区)が22日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、佐藤商株を5.16%取得したことが判明。これを受けて思惑的な買いが入っている。保有目的は「IR・資本効率・ガバナンスの高度化と企業価値向上を促す」とした上で、「受益者の利益を保全するために、保有目的を『重要提案行為を行う』に変更する場合がある」としている。報告義務発生日は5月15日。
■日本CMK <6958> 724円 +29 円 (+4.2%) 11:30現在
日本CMK<6958>が3日続伸している。前週末22日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、投資運用会社fundnote(東京都港区)による株式保有割合が14.92%から16.02%に上昇したことが判明したことを受けて、需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は「投資信託の信託財産の運用のための保有。ただし、受益者の利益を保全するために『重要提案行為を行う』に変更する場合がある」としており、報告義務発生日は5月15日となっている。
■綜研化学 <4972> 3,540円 +135 円 (+4.0%) 11:30現在
綜研化学<4972>が反発している。前週末22日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに本拠を置く投資運用会社アクシウム・キャピタルの株式保有割合が14.92%から16.23%に上昇したことを受けて、需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は「純投資として長期的に保有することを基本方針とするが、さまざまな状況を考慮し事業ポートフォリオの見直し、発行者のガバナンス体制の改善、資本政策の見直し、上場に関する方針などに関する重要提案行為を行う可能性がある」としており、報告義務発生日は5月15日としている。
■アイコム <6820> 3,115円 +95 円 (+3.2%) 11:30現在
アイコム<6820>が大幅高となっている。前週末22日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、米投資運用会社カナメ・キャピタルの株式保有割合が5.01%と新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入っている。保有目的は純投資としており、報告義務発生日は5月15日となっている。またアイコムは同日、30年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、最終年度に売上高430億円(26年3月期369億5900万円)、営業利益43億円(同29億1300万円)を目指すとしたことも好材料視されている。公共インフラへの参入や事業提携の加速、M&Aの推進、防衛通信市場への参入などを重点項目として注力する。
■シーイーシー <9692> 2,002円 +55 円 (+2.8%) 11:30現在
シーイーシー<9692>が大幅高している。前週末22日の取引終了後に7月中間期連結業績予想について、売上高を328億5000万円から350億円(前年同期比13.5%増)へ、営業利益を38億円から41億円(同18.8%増)へ、純利益を26億円から28億円(同17.4%増)へ上方修正し、中間配当予想を35円から40円(年85円)へ引き上げたことが好感されている。企業のDX推進やAI活用推進に伴う旺盛なICT投資意欲を受けて、前期に受注した大型案件をはじめとして全セグメントが押しなべて堅調に推移していることが要因としている。
■リケンテクノス <4220> 1,601円 +39 円 (+2.5%) 11:30現在
リケンテクノス<4220>が7日ぶりに反発している。この日、アシスト(大阪市中央区)並びにケー・シップ(愛知県安城市)と共同で、塩素含有廃プラスチックを熱分解して低塩素濃度の回収油を得る脱塩油化の技術開発に本格着手したと発表しており、好材料視されている。廃プラを油分としてリサイクルする場合、原料となる混合廃プラにPVC(ポリ塩化ビニル)など由来の塩素成分が含まれていると、回収油は燃料や化学原料としても利用しにくくなるため、廃プラの分解油化では、油化工程で塩素成分をいかに除去するかが重要となる。そこで3社は数年前から脱塩技術の開発に取り組んでおり、極めて低塩素濃度となるような脱塩油化技術をラボスケールで共同開発。今後の開発検討を更に加速するために、3社で共同研究開発契約を締結したという。今後は27年中にパイロットスケール装置の建設を目指し、ラボ実験の結果を再現できるよう開発・検証を進めるとしている。
■GAテクノ <3491> 1,466円 +31 円 (+2.2%) 11:30現在
GA technologies<3491>が4日ぶりに反発している。この日、子会社イタンジがAPAMAN(東京都中央区)と業務提携を開始したと発表しており、好材料視されている。これにより全国の1000店舗を超えるアパマンショップ加盟店に対して、イタンジが提供する賃貸仲介の業務支援サービス「ITANDI賃貸仲介」を特別価格で提供するとしており、業績への貢献が期待されている。
■スタンレー電気 <6923> 3,554円 +66 円 (+1.9%) 11:30現在
スタンレー電気<6923>は3日続伸し、年初来高値を更新した。前週末22日の取引終了後、30年3月期を最終年度とする中期経営計画(27年3月期~)を発表した。30年3月期の目標として売上高7000億円(26年3月期は5184億5600万円)、営業利益率10%(同8.2%)を掲げており、株価の支援材料となっている。自動車事業で南米やインド、中国の攻略を進めるほか、電子事業でバックライトの車載市場への進出などに取り組む。
■片倉工業 <3001> 2,648円 +48 円 (+1.9%) 11:30現在
片倉工業<3001>が続伸している。前週末22日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、英ロンドンに本拠を置く投資顧問会社ゼナーアセットマネジメントの株式保有割合が5.04%と新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入っている。保有目的は「投資を主な目的とするが、状況に応じて運営及び資本の効率化に向けて、発行者の経営陣との意見交換や、重要提案行為などを行う場合がある」としており、報告義務発生日は5月15日となっている。
■Gセキュリ <4417> 3,300円 +40 円 (+1.2%) 11:30現在
グローバルセキュリティエキスパート<4417>が3日続伸している。前週末22日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視されている。上限を10万株(自己株式を除く発行済み株数の0.66%)、または2億円としており、取得期間は5月25日から6月30日まで。資本効率の向上を通じて、株主への利益還元を図ることが目的という。
●ストップ高銘柄
AKIBA <6840> 1,405円 +300 円 (+27.2%) ストップ高 11:30現在
FIG <4392> 2,185円 +400 円 (+22.4%) ストップ高 11:30現在
TMH <280A> 2,320円 +400 円 (+20.8%) ストップ高 11:30現在
日本ケミコン <6997> 4,065円 +700 円 (+20.8%) ストップ高 11:30現在
堺化学工業 <4078> 4,165円 +700 円 (+20.2%) ストップ高 11:30現在
など、16銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース